GAFA巨大化と「業界の枠組み崩壊」をチャンスにできるか
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IT系のGAFAが水平分業していて、こてこて製造業の日系企業が垂直統合型だから、だめだと言われても、
それは、各業界の勝ちパターンの違いであって、リンゴとミカンを比べても意味がないわけで、
・IT系は、投下資本が軽くて、サービスの性質上、顧客接点を面で取って、水平拡大しやすいわけで、
・対して、製造業は、台湾のOEM受託的な水平的な戦い方もあるけど、
・物理的なモノは安全性が結構重要なわけで、それを確保するためには、縦にバリューチェーンをコントロールすることが有効だったわけで、
日系企業が今出遅れている大きな要因って、
・数10年単位でくる、世界の変化に乗り遅れていること
ー2000年のIT革命で、IT系の波に乗り遅れ、GEなどのインダストリー4.0の乗り遅れ
・一度並みになり遅れると、次の波に乗るには今の波に乗って培った顧客接点や技術ケイパが必要になるわけで、当然次の波にも乗れなくなる
ー例えば、ITの波に乗って、ネットを活かして顧客接点・データを取りに行けなかったので、グーグルやアマゾンには、次の波であるto C領域でのデータ×AIの戦いに勝てないし、
ーその裏で動く、データセンターの戦いでも勝てないし
ーtoBでは、そうそうにIOTに舵を切ったGEとかには勝てないし
・あとは、ターゲット市場を日本から脱却できなかった
ー日本だけをターゲットにするのと、世界を相手にするのでは、数10-100倍は規模が違うわけで、
ーふと気付いたら、今から出られる場所あまりないし、どうやって出れば良いか分からないし
モノゴトを表面の現象だけで見てもなにもならないわけで、
・米国のIT企業が上手くいっている→日本は上手くいっていない→日本はだめだ→米国みたいにやらなきゃ、というのは表面的な話であり、
・業界の特徴、その国の置かれている環境ごとに、取り得る打ち手は違うわけで、
むしろ、その意思決定ができない/凄まじく遅く、世界の波に乗れないことが日本の課題なのでは
・自国企業の強みポジションを理解し、他国のポジショニングや強みを理解した上で、
・先を見据え次なる波を理解し、しっかりスタンスを取ってやることの取捨選択をする必要企業城下町を各地域で作ってきた日本において、垂直統合からの切り替えはなかなか難しいような気がします。
>縦から横の水平統合型モデルへの転換
各地域の企業城下町にいくと、以前よりは薄れているとはいえ、少し町を歩いただけで企業城下町であることを、それによって発展したことをあちこちで感じます。
異業種とパートナーを組み、エコシステムを形成することが重要であるとは思いますが、地域と密接に連携し、発展してきた日本企業は、現在の構造は残しつつ、新しい仕組みに徐々に移行することでしか、切り替えられないのではないでしょうか。いまだ、垂直統合型バリューチェーンの企業グループが日本経済GDPの7割以上…
GAFAに代表されるように、グローバルで水平統合されたプラットフォームやビジネスモデルがどんどん広がっているにもかかわらず、日本では企業グループの存在感がまだまだ幅をきかせています。いま世界的起きている業界の枠組の再定義についてEYの中川勝彦氏にお聴きしました。