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米軍のシリアからの撤退については、米国政府内部でも不一致があるように見えます。この撤退は、トランプ大統領がトルコのエルドアン大統領と電話していた時に決めてしまったことで、国務省にも国防省にもイスラエル政府にも事前の通知はされていませんでした。トルコにしてみれば、米軍が駐留しているシリア北西部での(クルド人勢力を掃討する)フリーハンドが欲しいので、トルコの要望をトランプ大統領が受け入れたことになります。
 米国政府の中で、米軍のシリア撤退に最も反対しているのはボルトン大統領補佐官でしょう。ボルトン補佐官は、トルコ政府がクルド人勢力掃討はしないと約束しない限り、米軍撤退はまかりならん、と主張しています。クルド人勢力はシリアで米軍が支援してきた主要な同盟勢力ですが、これをトルコ軍の掃討にさらすことは信義に悖ります。マティス前国防長官は、トランプ大統領の撤退決定に反対して辞任しました。ボルトン補佐官は、米軍に対する命令権があるわけではなく、撤退を止められるわけもなく、米国政府の中で孤立しつつあるように見えます。
米軍がシリアから重要性の低い装備を撤収し始めている。駐留部隊らは今のところ撤退させていない。