【『教養としてのワイン』著者】初心者がワインを選ぶ方法
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プレミアムワイン代表の渡辺氏がオススメするワイン選びやテイスティングのやり方。
ワイン初心者は、ボルドーから始めるのがオススメ。
理由は、ブルゴーニュに比べて、手頃であり、流通量が多く、格付けもわかりやすいためだという。
フランスは高貴なイメージがあるのに対し、イタリアは比較的カジュアルで親しみやすい感じがしますが、そのワイン文化の違いにも触れていて面白いです。
テイスティングの一連の動作以前に、文化的な背景などを理解しておくと深さが増しますね。
注目のコメント
今回は、具体的なワインテイスティング方法を渡辺さんが教えてくれます。
今まで私、ちょっと香りをかいですぐ飲んでいました。が、これを意識して飲んでみると、こっちの方が断然美味しい!とくに口内をワインで覆うと、ただゴクンと飲むより味わいが広く深くなる感じです。
グラス1杯を飲む間にも味わいが変わるのですね。少しワインがおもしろくなってきました。
それにしても、ワイン分野でも日本はガラパゴス化。何をどう持ってこられても、ガラパゴス化しちゃうという日本の特性もおもしろいです。いろいろなワインを飲む、そして食べる。本で読んだことを会話に入れるのではなく、それをベースにした自分の体験を語る方が相手との距離が近くなります。
そのためには、安いものでもワインの産地とか品種とか、ブレンドとか、を覚えておくことが大切。知ったかぶりは危険です。ボルドーから入るのは分かりますが、はっきり言ってワインの美味しさをボルドーから学ぼうとするには経済力が必要です。シャトーナンチャラは確かに美味しいが、まぁ、5,000円以上出さないとボルドーで美味しいワインには出会えない。
ボルドーはブレンドだし、ボルドーにも地域がいくつかあるので、ボルドー地方の地図を眺めながら、有名シャトーの場所や地域、格付け、ブドウ種など「座学」を、ボルドーワイン飲みながら勉強し、
味はむしろ単一ブドウ品種のワインの飲み比べや、同じ品種でも国別の飲み比べをしながら、自分の好みに合った品種や国を絞り込んでいくと楽しめるとおもいます。
その意味で、具体的にはやはりチリ、アルゼンチン、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカあたりのいわゆる「旨安」ワインを飲み漁るのがいいと思います。
初心者には、美味しさというより、「違い」「奥深さ」を感じて、自分の好き嫌いワインを知るって感じの方がいい気がします。