強姦冤罪事件、国賠請求を棄却 大阪地裁
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この男性はかなり問題がありましたが、冤罪による服役の問題は別に考える必要があります。大阪地裁は、大阪府警も大阪地検も証拠に基づかない不十分な捜査や裁判所の誤判をしても問題ないと言うお墨付きを与えたようなもの。これだから、冤罪はなくならない。
まだ地裁ですが、冤罪が確定している事件で、捜査手法や証拠軽視の経緯には問題がなかったとして服役期間分の補償を棄却。
ちなみに原告(冤罪で服役していた人)は今回の冤罪事件の被害者とされた女性の母親(=原告の娘)には強姦(少なくとも13歳未満での性的関係)をしたことがあるとされ、そちらは時効によって罪を問われていないとのこと。これが影響しているのか、今回の被害者とされた女性とその母親の責任については曖昧になっていて、今回の原告側からも女性たちに対する責任追及の発言は聞こえてきていません。
2つの事件(時効と冤罪)は分けて考えなければなりませんが、互いに因果応報という性質を持っているだけに、世間的には法律の規定を超えた「しこり」が垣間見えます。
和歌山のカレー事件も実は冤罪ではないかとする見方がありますが、もしそうなら、日頃から世間様の不興を買うような振る舞いをしてきた人は、後でとんでもないしっぺ返しが待ち受けているという非情さが日本社会には存在しているということになり、そこはどう折り合いをつければいいのか法的には判定不可能な領域のように感じます。