なぜ「規制×テクノロジー」がチャンスになり得るのか
コメント
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どんどん新しい言葉が生まれてくるね。
個人が会社に依存せず、個人でビジネスしていく働き方になっていくと思うから、レグテックみたいな考え方は素晴らしいと思う。
いったん自由にやらせて、ルールは後から作る。
スピードが伴ってくれば、新しいサービスがどんどん出てきそう。
注目のコメント
レグテックという言葉を初めて聞いたときは、規制に対応するテクノロジーというイメージはすぐにわいたのですが、それをビジネスチャンスとしてとらえているというのは、今回、初めて理解しました。
特にイギリスは、ITでは米シリコンバレーに後塵を拝しているという危機感があるようで、このレグテックに可能性を感じて積極的に発信しているようです。
日本でも規制のサンドボックスが経産省主導で進んでいます。どんな展開があるのか継続的に注力していきたいです。実務家として用いる「レグテック」とは、「FinTech」や「HRTech」のように、「ある分野の抱える課題をテクノロジーで解決する」という従来の用法とは全く異なる用いられ方をする言葉です。
というよりもむしろ双方の対話。
RegulationはTechnologyにどう応答し、よりよい社会が実現するかを確認します。
TechnologyはRegulationの中でどのようにビジネスや研究を合理的に、不要な混乱を生じさせることなく実現するかを確認します。
この双方の対話の重要性をよく知っている企業ほど、Regulation周りに強い人間が経営者の近くにいます(欧米のGeneral Counselと言われる方々はそういった役割)。
そして、社会的責任を負う企業は次第に「ソフトロー」としての自主規制等を策定する役割を担います。
「テクノロジーと規制のバランスを対話によって実現する」、これが私なりの「レグテック」の定義です。フィンテックが出てきたときから既にあった概念だと思いますが進みが遅い印象。少なくともフィンテックの先では無いと思います。
理由は、伝統的金融機関の方がレギュレーションに対する知見が溜まっている一方で、知見の溜まっていないスタートアップの方が技術的に柔軟で意思決定も早い。レグテックを事業として成立させるためのアセットが新旧の事業体に分散してしまってるんですよね。なので、この領域こそアライアンスがワークすると思います。
あとは単純に規制はテクノロジーだけで解決できない部分を多分に含むというのもありますよね。