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もうこの「原発〇基分の再エネ」にツッコミを入れるのには疲れていたところ、皆さんありがとうございます。
そうなのです。稼働率の低い太陽光・風力をkW(その設備が100%働いたら、どれくらい発電できるかの能力)で語っても意味はありません。
ちなみに風力はまだよいのですが、夜になったら原発〇気分の太陽光発電、は原発ゼロ基分ですからね。ただ、言いたいのは「だから太陽光や風力はダメ」ではなく、そういう欠点を補うために必要なコストも含めて、いかにコスト安く提供するかなんです。
日本の風力はだいたい20~25%程度ですから生み出すkWh考えると、もし1兆円という事業規模が本当であれば高すぎますね。

で、再エネのコストの話をすると必ず「原発の方が高い!!」と言われるので、とりあえず原発のコストについて補足。原子力発電所もコスト上がっていると言われますが、実は中国や韓国などではコスト上昇は見られていません。
コストが上がっているのは主に欧州などですかね。理由は、安全対策コストの上昇もありますが、「新型炉」であること(新型の技術を導入しようとすると、規制の手戻りなどが発生したりして、初号機については建設コストが膨張する。その代わり2基目、3基目となれば下がっていく。)、資金調達コストの上昇(実はこれがかなり大きい)などが重なって1兆円の大台に乗ってくるようなプロジェクトも確かに出てきています。
勉強がてら、調べながら色々と。

【1兆円規模、200基、1基5000kW級】
これらの数値の前提は何だろう?1兆円を設備投資と考えると100万円/kWというコストになるのだが、これは高すぎる。
①を見ると、洋上風力でのコストは約30~70万円/kW(陸上は10~35万円/kW、P10)。また、うちタービン・設備44%、基礎16%、系統17%、設置13%というコスト内訳(P12)。また運用保守コストまで含めるとは、プロジェクトによって異なるが運用保守コストは2-3割(P13)。
保守まで含めた事業費としても、70万円/kwくらいになり、コスト優位性がないプロジェクトのように見えるのだが…(もしくは1兆円という費用が何か間違えているか)
https://www.nedo.go.jp/content/100544818.pdf

【日本は風力発電に適した立地か?】
日本は排他的経済水域は大きいのだが、深い。
②が詳しいが、1000メートル未満は19%に過ぎない。深いと浮体式になり、着床式だと60メートル未満の深さが必要。
また③をみると、深さや風力、沿岸部からの距離(送電コストに影響する)を考えたときに、必ずしも多くはない(イギリスの約1/7)。
あとは風力的に良い立地は電力系統が強くなく、そこの強化にコストも必要。
https://www.spf.org/_opri/newsletter/2005/123_3.html
https://www.nedo.go.jp/content/100758578.pdf
写真にある銚子沖の洋上風力発電試験設備は、自宅から車で行ける距離にあるので、設置された2013年以来、時々撮影に行ってます。
撮影ポイントはこちら。
(35.6966496, 140.8400424)
※Google MAPの航空写真モードでどうぞ
この座標までは歩いて行けます。ここに立って105mmレンズを使うと、風車と観測タワーが完璧に3分割線に乗ります。
行かれる方は海に落ちられませんよう。

そんな情報はさておき、この試験設備については2019年1月1日から(昨日ですね)商用運転開始と東電から発表されているので、採算が取れるくらいの風力は得られているようです。
http://www.tepco.co.jp/press/release/2018/1511126_8707.html

2013-2014年の設備利用率が下記NEDOページで公開されていますが、これを見る限り年平均の設備利用率は34.2%と、効率は高い部類に入るようです。
https://www.nedo.go.jp/fuusha/public/c_3_01.html
銚子から茨城県南部の太平洋沖は海風が常に吹いているので、場所として適しているのかもしれませんね。

また、この辺りは漁業への影響も気になる場所ですが、下記のニュースを見る限り漁獲に影響は出ておらず、むしろ漁礁としての活用も期待するくらいの書きようです。
http://www.suikei.co.jp/銚子沖洋上風力発電2年延長合意、市漁協が東電/

このような諸々の実証が済んでいるので銚子が候補に上がるのだと思われます。もし確定して建設が始まったら、観に行きます。
ヨーロッパ特にイギリスでは緯度が高くかつ低気圧が強く発達することが多いため、風力エネルギー密度が高い上、広くて浅い北海が洋上風力発電に最適な立地となっている要素が大きいです。
翻って日本はプレートの関係で海溝があり、沿岸からすぐに水深の深い海となっていること、かつ風力エネルギー密度が大きいのは北海道方面で、本州はエネルギー密度が低いということもあり、本質的にはあまり風力発電に向いた立地ではありません。その中にあっても銚子沖は関東付近では最も適した立地ではありますが、ここに風力発電を並べれば火力や原子力というエネルギーを代替できるかというと、到底追いつきません。あくまで予備的な電源が一つ増える程度にしかならないでしょう。

日本という環境で本質的に向いているエネルギー源は、皆さんおっしゃるように地熱発電です。ほかに、降水量が多く急傾斜の山間部が多いという点を生かせば水力発電が有力です。昨年の北海道地震の際にはピーク時電力を支えることができる揚水発電所は話題となりました。
人間の食事ではありませんが、さまざまなエネルギーをバランスよく取り入れていくことが重要ではないかと思います。
「原発一基分」「100万キロワット」
これは容量の話で、風がいつも吹いているわけではない風力発電では、実際の発電量は20万キロワット強でしょう。
という事は、小型の火力発電一基分程度になります。

1兆円もかけたらペイしないですね。ほぼ原発1基分ですから。
200基設置するなら、洋上に変電設備も必要。

だから、結論は記事内容が緩すぎで、話はあまり固まっていない?
中国の新疆ウィグル自治区の風車は半端な数ではなかったですね。シルクロードの風の通り道ですからものすごい風でした。映像で見るアメリカの砂漠の風車も同様です。知恵を働かせれば日本でも何かできないのでしょうか。キャッシュレス化やドローンよりも優先度が高いような気がします。
課題は電力供給の変動幅が大きくなることだろう。電気料金を需給に合わせて大胆に変えるような仕組みを導入できないものか。楽天生命パーク宮城の入場料のようにだ。風が吹いているときの料金を安くする。需要者は電気料金が安くなるタイミングを見計らって家庭用バッテリーに充電する。まったく、青色発光ダイオードクラスの技術革新が蓄電分野に起こればと思う。
「原発1基分」は間違い

「原子力発電1基に相当する100万キロワットを超える発電能力」とあるが100万キロワットというのは定格出力の事なのでこれに設備利用率を掛けた発電電力量 [kWh] で較べるのが正しい

定格出力 x 設備利用率 = 発電電力量

風力発電の設備利用率は 20~30%
原子力発電の設備利用率は 80~90%

なので正しくは

100万キロワットの定格出力を持つ風力発電所は原子炉4分の1基から3分の1基に相当する
東電が千葉銚子沖などを候補に原発1基に相当する100万キロ・ワットを超える発電能力を想定した海上風力発電所の計画をしているとのこと。
FITを使う必要があるか、十分説明が要ると思います。
医薬品メーカー。がんを重点領域、疼痛、中枢神経系疾患、心不全・腎障害、希少疾患を次世代領域と位置付ける。バイオベンチャーモデルへの転換に取り組む。
時価総額
9.7 兆円

業績

2016年に東京電力がホールディングスカンパニー制に移行し、燃料・火力発電、送配電、小売を分社化。既存燃料事業や既存火力発電事業は中部電力との共同出資であるJERAが承継。
時価総額
1.44 兆円

業績