トヨタ、幹部に「FA」制度導入 異動希望を表明、プロ人材登用
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より多く普及している社内公募制度(特定のポジションに対して社内で応募を募る)と違い、社内FA制度は自主的に異動先を決める制度なので、制度導入率は低いようです。
今回のように9800人と対象者が多いと、異動希望がたくさん出て来すぎてもさばくのが大変ですし、人事管理が複雑になりすぎますし、異動希望が出なすぎても制度が形骸化するという悩ましい点はありそうですので、活かすも殺すも運用が全てかと。
先進分野を中心に異動先を検討とするならば、社内公募制度で良いのでは?とも感じました。一定の幹部以上に自分のキャリアの決定権は会社ではなく、自分にあるのだから主体的に考えてほしい、と会社が宣言することで自立的に変化するようなカルチャーにより変えていく狙いも大きいのかもしれません。トヨタぐらいの、ワールドワイドエクセレントカンパニーでも、人事異動の「希望」って、大っぴらに表明できないんですね。表明しない、というか。まずそこにちょっと驚きました。
それはともかく、良い制度だと思いますが、上級管理職よりもむしろより若いレベルの方だと、さらに良しな気がしますね。
これから突入していく分野における、有利な着眼点や創造力は、担当者レベルの方が有している可能性が高いのではないでしょうか。『プロ人材の登用を進める』とのことで、
記事のトーン的には、対外的な採用ブランディングのため、ということを締めくくりにしているように見えるが、
内部外部関係なく、ポジションをオープンにして当然社内もFAできるよ、という話だと面白いなぁと思います。
社内の人もエキサイティングだと思う場所に、中途採用で人が当てられ続けると社内のモチベーション下がりますからね