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米軍、シリア完全撤退へ トランプ氏、IS打倒を宣言

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    上智大学 総合グローバル学部教授(現代アメリカ政治外交)

    アサドと露の勝利かと思いますが、アサド政権の背後にいるイランに対してトランプ政権は敵対。クルドとアサド政権の接近もありますが、クルドを支援してきた米が抜ければバランスは微妙。


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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    米国がシリア内戦に関与する目的はオバマ政権の時から定まらないままでした。時系列としては、イスラーム国を名乗る勢力がメディアにセンセーショナルに登場し、しかも欧米での攻撃まで呼びかけたので、国内の世論からいっても関与せざるをえなかった、ということはあります。
     しかし、オバマ政権の時から、「アサド政権が化学兵器を使用したら攻撃する」ということも言い続けてきました。主にこの二つが目的とされてきましたが、アサド政権を打倒して代わりのシリア政府を立てるかどうかについては揺れ動いてきました。同時に、反アサド政権勢力には兵器や資金の援助を続けてきました。米国は、北朝鮮のような虚仮脅しをする国ではないので、明確にやると言ったらやる必要があります。しかし、この揺れ動きに英国やフランスも、そしてそれ以上にシリア現地の反アサド政権勢力は振り回されてきました。イスラーム国云々以降でもシリア内戦は続いていますが、米国は関心を無くしているということはトランプ大統領に限らずいえます。一方でロシアはシリアへの関与を強めています。
     米軍が撤退した場合、まず危機に陥るのは米軍と組んでイスラーム国を倒すのに中心的な役割を果たしてきたシリア民主軍(SDF)です。SDFは、シリア北部に進駐しているトルコ軍が蛇蝎のごとく嫌うクルド人を中心とした武装勢力であり、トルコ軍はシリア北部でのクルド人勢力への掃討作戦を開始するといっています。米軍の撤退はこのためのトルコ政府の外交的要求を一つ呑んだことになりますが、SDFは見捨てられたことになります。トランプ大統領は、米軍の代わりにサウディアラビア軍とUAE軍がシリア北部に駐留してSDFを守ると言っています。米軍の完全撤退まで、まだ2、3か月はかかるでしょうが、そういった保障が実現されるかはわかりません。


  • 暦オタ・ガジェオタ・ミリオタ・時々謎のPro Picer

    アメリカは現在シリア国内に10カ所の陸軍拠点と2カ所の空軍基地を保有しており最盛期には7000人以上が駐留していたと言われています。
    大部分はシリア民主軍(SDF))の占領地域(ロジャヴァ)内にありますが、イランーイラクーシリアの回廊を断つ目的で、南部のアル・タンフ国境警備所を拠点にシリア南部砂漠地帯も影響下においていました。

    今回の撤退で最大の影響があるのは、大部分のアメリカ軍基地が置かれているクルドでしょう。
    トルコのエルドアン大統領は、SDFをテロ組織とみなしており、シリア領内でのユーフラテス川東岸のクルド占領地域への侵攻作戦を度々明言していますが、実際にはこの地域に展開するアメリカとの軍事衝突の危険性があり、実行はされていませんでした。

    元々シリアでの政治的主導権はロシア、トルコ、イランが握っており、アメリカが介入できる余地はほとんどありませんでした。
    このタイミングでの米軍撤退は、いわば利用価値のなくなったクルドを捨て、トルコとの妥協が成立したことを意味していると言えるでしょう。


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