焦点:米銀が「景気後退シフト」、高リスク融資をこっそり縮小
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米国の銀行がリスクの高い借り手に対する信用供与に慎重になりつつある、という記事です。マクロデータは延滞率の低下トレンドが終わりつつあるようにも読み取れますし、利上げや先行きの景気に対する不透明感もあることから、少し慎重なクレジットポリシーに銀行界がシフトしているかもしれません。このあたりについてもFRBの評価が水曜には聞けることでしょう。
10月にゴールドマン・サックスの個人部門のマーカスが融資目標を引き下げたことが報道され、感心した。景気の良いこの局面で目標引き下げは邦銀ならありえない。
なお、高リスク融資縮小の背景には、米国で2020年から融資の時価会計適用が開始予定であることが影響している可能性もある。クレカのようなデフォルト率の高い資産の影響が大きいようだから。