メルカリ、英国から撤退へ--過去に10億円超えの損失
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注目のコメント
アメリカから見ていると、メルカリは日本ではある時点でテレビ広告を打ち、それがとても効果的であるという「マーケットの均一性」をうまく使って一気に拡大したけれど、アメリカはこの手が通じず、市場がバラバラなので、地道にコツコツ頑張っているということだと思います。
私の感覚としては、アメリカではお店のアクセスがほとんどなく、所得が低い「田舎」のほうが、メルカリでの少額アイテム売買を楽しみにする人が多そうな気がしますが、こういうところではそれこそ、どうやって認知してもらうのやら。
英国はまた別の事情があるのだと思います。
比較的どの市場でもニーズが均一なB2B系に比べ、消費者向けのサービスはグローバル化は難しいですね。CtoCのマーケットプレイス事業は、コマース事業というよりもメディア事業に近くてあまりグローバル展開が向いてない事業モデルなんじゃないかな。メルカリには頑張って欲しいのだけれども。
別の記事に書いたコメントですが、再掲載します。メルカリのグローバル展開は戦略が稚拙で、日本人の欧米コンプレックスを解消しようとしているように映りますね。自分たちの強みを活かせる国を最初に探し出す事を優先すべきだと思います。戦略が無いから、撤退が速く、それが称賛されるのも違和感ありますね。私自身はメルカリのヘビーユーザーなので、本当に頑張って欲しいですし、正しいお金の使い方をして欲しいです。
https://newspicks.com/news/3465799
メルカリが日本で成功した背景は、個人的には、発送の手間の極小化、送料込みの分かりやすい価格設定、スマホに最適化した商品を見つける・探し出すUXが挙げられます。同時に日本特有の事情として、リアルなフリマが盛んではなかったことと、送料が安かったことが成功の土台と言うか前提条件だったと思います。匿名発送はオマケみたいな印象ですね。
アメリカ攻略も良いと思いますが、グローバルで成功したいなら、成功の前提条件に合った国を探して、そこにサービスを展開する方がやるべきことではないでしょうか?
<追記>
低すぎると指摘がある43万円の売上ですが、下記によると、手数料収入ではないとのこと。
https://www.businessinsider.jp/post-181757
手数料10%の徴収も至らず
売上高が極度に小さいのは、イギリスではフリマアプリの提供の際の手数料10%をまだ徴収しない「テスト段階だったため」(メルカリ広報)という。売り上げの内訳は、買い取りサービスで一部、仕入れた商品を販売したものという。