新大綱・中期防が決定、総額27兆4700億円 F35追加購入105機
コメント
注目のコメント
一見していずも型護衛艦の空母化やF35の大量取得などが注目される次期防衛大綱ですが、真に注目すべきは、「宇宙、サイバー、電磁波領域を融合した多次元統合防衛力」が第一に掲げられていることです。
そのために陸海空の三軍統合部隊として「サイバー防衛隊」が新設され、空自に「宇宙領域専門部隊」が設立されます。
つまりようやく日本も宇宙軍やサイバー軍らしきものを保有することになるわけです。
更に電磁波と挙げられている通り、敵の衛星に対して地上からの電磁波によって通信や誘導を妨害したり、相手のレーダーやミサイル誘導を撹乱、無効化する新型電子戦機やECM装備など、本格的な電子戦導を念頭に入れた兵器開発や新装備の導入を検討していると思われます。
未来の戦争は、正面装備の優越だけではなく、こうしたサイバー、宇宙、電子戦の三分野の優位性が勝敗を決するというのが専門家の見方です。
日本も近未来戦への備えに舵を切ったという意味で、今回の防衛大綱は大きな意味を持つものと考えます。膨大な数字の裏に、「中国の軍備増強を背景に装備品の購入を求める米国の意向をくんだことも影響したとみられる」
ちなみに、来年度の医療や年金などの社会保障費が34兆円だ。
最近の日経では「三度目の正直 トランプのために」という連載が有って、トランプのために、一機100億円以上かかるF35を気前よく一気に100機以上購入し、要求に応えるため恩給費まで計入し無理しても防衛費を増やす。
個人としては日本のことが少し心配だ。国としての有るべき姿はどういうものなのか、最近の諸国情勢を踏まえて、自分自身に問いかけてみる。
よく考えて、なんか日本はサラリーマンみたいな部分を持っていることに気づいた。子供の教育費、家庭の生活費などいろいろあって、更に家のローンも返さなければならない。ギリギリの生活の中、自分への投資費用もどうしても捻出したい。こっちの分が多くなると、他の費用を抑えなければならない。ため息する余裕はあんまりない。サラリーマンを待っているのは過労死と粗大ゴミ扱いされた定年退職です。どっちも良くなさそうだ。
内田樹さんの『日本辺境論』という本をもう一回読んだら多分何かのヒントが出ると思う。