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平成不況と世界の大転換期の中、日本が見出した進路とは

NewsPicks編集部
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    世界史の中の日本にとっては、平成という時代は、まず中国の再台頭に直面した時代だったでしょう。中国が19世紀後半からの危機を乗り越えて再び超大国として復活し、かつての冊封体制以上の軍事・経済的力を世界で持つようになっていったのがまさに1988年から2018年まででした。
     この期間に日本の外交も多少揺れ動きましたが、新しい進路というものを見出したというより、ついに新しい進路をもつ機会を逸した期間であったというべきでしょう。なお、鳩山政権で米国と安全保障上の距離をとろうとしたのは、鳩山由紀夫氏というより(この人物は外交についてほとんど定見が無いように見えます)、今年物故された仙谷由人氏の影響が大きかったように思えます。仙谷氏は新左翼学生運動の出身ですが、その頃から「日本の将来は中国に従属するかたちでしかありえない」という主張の持ち主で、彼はそれをリアリズムと考えていたのでしょう。
     1988年の段階であれば、米国は無理でも中国とであれば対等な関係は築けたでしょう。もっとも、そのうえで米国も説得して、日本が得られる利益を最大化していくなどということは、とうてい日本の器の及ばないところですから、日米同盟継続が妥当なところだったでしょう。なお、日本の国際関係における主な課題は、独自路線を選ぶかどうか以前に、自国の選択肢について他国に説明する能力が極めて不足していることです。なぜ日本政府がこの選択をしたのか、その目的は何か、他国にとってどういう利益と不利益があるか、相手にわかるやり方で説明してこなかったために、何を考えているかわからない、いつ襲いかかってくるかわからないクレイジーな連中くらいにしか思われず、米国と組むにしろ中国と接近するにしろ、信頼関係を築く能力がなければ無理です。
     ただ、日米同盟堅持でいつまでも安心とは限らないでしょう。平成のあいだ、中国が台頭して日本が米国からパッシングされる「G2」の時代というのはどうやら来ないようです。米国と中国が対決すれば、一度は米国が勝つかもしれませんが、米国の覇権が30年先も続くかどうかはわかりません。


  • The Japan Times 共同編集局長/Co-Managing Editor

    平成という時代は、とりわけ経済の面では「失われた10年」「失われた20年」などと評されたこともあり厳しい時代だったことは多くの人が指摘するところですが、この時代を通じて得られたものもあるはず。
    この30年間の日本の国家としての歩みと、「次の30年」の課題とどう向き合うか。安倍晋三首相のスピーチライターを務める谷口智彦さんの圧倒的な大局観から、前編・後編を通じて日本の現在地と未来について語ってもらいました。


  • 作家・ジャーナリスト

    全く意味不明。衰退は宿命だから、価値観の同じ西側と仲良くしていれば、破滅的な衰退ではなく安定的な衰退になる、だから冷戦的対立は是であるという論法ですね。

    経済衰退の真因(知的生産性の軽視による競争力低下)に鈍感なこと、西側の共通価値観への心からの理解と尊敬が欠けていること、中国経済の存在感の拡大という現実を無視していること、思考法にこの3点の大欠陥を抱えているからこその、メチャクチャなストーリーです。こんなことでは、日本の再生はあり得ません。

    西側の共通価値観を心から信じ、真に知的な生産性を回復し、その上で中国との是々非々に持ち込むというのは、勿論そんなに簡単な話ではありません。ですが、これでは、そのような血のにじむような努力をせずに、そして経済社会の徹底した改革をすることなく、西側同盟へ依存しながら穏やかに衰退する、その道筋をつけたのが平成だという話になります。そんなストーリーは、簡単に認めるわけには行きません。


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