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人食い細菌が免疫阻止 大量の脂質で、大阪大解明

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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    劇症型溶血性連鎖球菌感染症は、私も医師として何度も苦しめられた疾病です。この溶血性連鎖球菌は、通常喉の痛みや発熱といった風邪と間違われるような症状をきたし、軽症の喉の感染症などを起こすのが一般的です。

    ところが一定の割合で、皮膚や筋肉といった組織に感染を起こし、たちまち血圧が低下し、多臓器不全に至るようなケースが生じることがわかっています。適切な抗生物質を投与しても、死亡率は3-5割にも上ります。裏を返せば、その機序が必ずしも明らかでないため、適切な対応ができていないということなのだと思います。

    我々現場の医師も知恵を絞って、抗生物質に加えて、外科的な処置や免疫グロブリン療法といった特殊な治療を施して対応するのですが、それでもあっという間に患者さんの命を奪っていくことがあります。特に大きな併発症のない、免疫力が正常な、すなわち、昨日まで元気だった、という方に起こるので、患者、家族、医療者全ての者にとって、無力感、驚き、絶望を与えることのある疾患です。

    今回の研究で、喉の感染症を起こすケースと、このような重症化するケースで、細菌の生態にどのような違いがあるかが少しわかってきたということです。こういった研究がやがて創薬に繋がれば、とても大きな発見になるかもしれません。先日ノーベル賞受賞に繋がったPD-1ではないですが、現場の治療に繋がるのはもしかすると10年、20年先かもしれません。それでもこういった積み重ねが、尊い命を守ることに繋がっていくのです。今後の進展に期待しています。


  • サイエンス作家

    喉や皮膚にふつうにいる奴ですよね。インフルエンザかと思っていたら、3日で亡くなる人もいます。発症すると死亡率30%。治療法が見つかれば画期的です。


  • 総合内科専門医・循環器専門医 医長

    山田さんにしっかりと書いていただいてますので、簡単に。興味があればリンク先で多少内容が見れます。AMED(日本医療研究開発機構)研究の1つのようですね。

    https://www.amed.go.jp/news/release_20181023-02.html

    私も助けられた人、助けられなかった人がいます。救急や総合診療をしている医師は少なからず苦い経験を持ってるのではないかと思います。そして個人的には人喰いバクテリアのために亡くなった親族もいます。

    少し先の未来でこの病気を治せる日が来ることを期待しています。


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