【小林喜光】平成は「敗北の時代」。日本人よ、怒りを持て
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注目のコメント
「敗北」という言葉には嫌悪感。昭和の成功を基準とすればそうなるのかもしれませんが、今未来を牽引しようとしているUnder30の世代は過去の成功を知らないし、怒りがなくても別のモチベーションで日本を前に進めていけると思います。
社会に期待を持てなかった世代だからこそ既存の経済指標では測れない本当の豊かさとは何かを真剣に考え、新たな幸福を定義する基準やイノベーションが生まれた平成だったしそれを生み出す中心にミレニアル世代の活躍があると信じています。
とはいえ新たなものを生み出すだけでなく、政治政策を含め既存の仕組を見直し変えるべきは必須であり、それぞれのセクター、世代が力を合わせて全体をアップデートする必要があるのではないでしょうか。だからこそ、分断を生むような「敗北」というレッテルを貼るのは、やはり違うと思う!天皇万歳というキャラでもないですが、平成を「失われた」だとか「敗北」だとかでラベリングする風潮には若干の嫌悪感を抱いています。
平成は平成です。
平成の現実を冷静に見つめ今後の在り方を模索することは重要だと思いますが、一方でむしろ昭和の右肩成長こそ異常だった、という前提も持ち合わせた方が良いのではないでしょうか。
ポジティブ心理学者の権威であるマーティンセリグマン氏は、5つの幸福として「達成」「快楽」「没頭」「良好な人間関係」「意味合い」を挙げました。
戦後〜バブル期くらいまでは恐らく前2者優位(出世、金、オンナなど)だったのでしょうが、経済的豊かになり徐々に後3者優位(自分にとって意味のある好きなことを好きな人と)へとシフトしてきたように感じます。
「生きる」から「より良く生きる」という時代の礎を築かれた先人たちには感謝してもしきれないくらいですが、「常識とは18歳までの偏見の寄せ集め」とアインシュタインが述べているように、今日まで生きてきた時代空間がそれぞれ違いますので、先人たちの感覚と同調しようというのも所詮無理な話なのかもしれません。
何のための経済発展なのか?
少なくとも数字指標は手段であって、目指すところは人の物質的精神的豊かさのはずです。
そう考えると、インタビューで仰られている「多くの人が幸福感を享受できている」という現状は「大成功」だったと言えるのでもないでしょうか。
https://newspicks.com/news/3499485/
https://newspicks.com/news/3505060/経済同友会の会長、財界の重鎮のインタビューなので読みようによっては「俺たちは戦後から死に物狂いで頑張ってきた。平成世代は弛んでる。成長は良いものだから目指さないのはダメだ」というようにも読め、反発コメントが多いように見えますが、説明不足なだけで決してそれが真意でないような気がします(と、願う)
無条件に成長が良いと言っている訳ではなく、世界が成長しているなかでそこについていけないと、相対的貧困となり、豊かな国民生活を送れなくなるからこそ成長が必要ということなんだろうし、それを達成出来なかったのは若い世代がダメというよりも古い仕組みを変えられなかった政官財自身の問題である、というくらいの認識でお話しされてそうな気はするのですがどうなんでしょうか?