薬物死因、フェンタニルが最多=5年で11倍増、ヘロイン上回る-米当局
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フェンタニルはモルヒネやオキシコドンなど癌の終末期の疼痛軽減に使われている薬剤と同じく、オピオイド受容体に作用する麻薬です。
より"recreational drug"のイメージが強いヘロインと同系統で、元を辿ればアヘンです。
脳のオピオイド受容体への結合が非常に早く速やかに疼痛を減らせるいい薬なのですが、結合の速さは多幸感と相関するという点が問題点で、更に呼吸抑制も強いので、血中濃度が上がりすぎると死亡のリスクが高いです。
とはいえ、病院の手術室や集中治療室で適切に使用される分には多幸感もなければ依存性もありませんので、ヘルニアの手術後にフェンタニルを使われても心配しないで大丈夫です。お医者さまや薬剤師さん、ぜひNPでも「呪いの言葉」ではない情報の発言をお願いします
正しい医学的な情報や臨床事例に基づいた情報に触れ、正しく怖がることが、わたしたちにとってもとても大切
という記事のひとつだと思います