【辻仁成】僕が30年以上、パラレルワークを続けられる理由
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注目のコメント
マルチポテンシャライトという感じですね。『ライフシフト』でいうところの連続スペシャリストに近い。
自分の創作のインスピレーションの幅を広げながら複数の領域をずらしながらまたにかけているクリエイターは今後もっと増えていくと思いますね『自己嫌悪する時もあるかもしれません。でも、自己嫌悪は成長の証し。自己嫌悪のない人間は成長しません。』
そうなんですね!このフレーズを見て、なんだか安心しました。
『息子に相談すると、「パパは変なところがいいところだからさ」なんて言ってくれるんです。』
こんなことを言う辻仁成さんの息子さんは生粋のパリっ子ですよね。
大の村上春樹好きのフランス人の友達から「シンイチは、ハルキムラカミは好きか?」と聞かれて「自分もほとんどの作品を読んでいるけど、正直言って苦手だよ。なんか荒唐無稽でさ」と返すと、友達は「何言ってるんだ。荒唐無稽だからおもしろいんだよ!」と。
辻さんの息子さんもフランス人だなぁと10か条の本を読んで感じていました。「世の中、悪口の仲介者の方が多いんですよね」
「悪口陰口を言っている人間よりも」
これはハッとさせられますね。世の中には"悪口を言っている人"よりも"悪口の仲介者"の方が多い。本当にその人が自分の頭で考えて悪口を言っているならまだそこに意志があり救いがある。ただこんなに誰かの意見や考え方が身近に流通している世の中だから実は"借り物の意思"で悪口を仲介しているだけだとすればそれは本当に恐ろしいことです。しかもそれはいわゆる「リツイート」なんかで簡単にできてしまう。SNS社会における"無自覚的ないじめ"に近い。そういうことをやる人こそ自分に正直に生きることができておらず他人のことが気になって仕方がない人たちなのでしょう。そしてそれは意外と多いし気を付けないと自分もそうなってしまうのだと思います。
今日もすがすがしい気分になれる示唆の多い連載でした。