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「不信任投票」といっても保守党党首についての保守党内の投票ですね。もちろん、保守党内から造反する議員が多数であれば、労働党やスコットランド国民党とあわせて議会で首相不信任案が可決される可能性もありますが、その場合でも、次の首相は同じ与党から出るのが通例です。つまり、総選挙で敗れる以外の理由でメイ首相が辞任すれば、次の首相も保守党から出ると考えられます。
 メイ首相への不信任の主な理由は、英国のEUからの離脱が難航していることであると考えられます。メイ首相がEUとの間で合意した離脱案が議会や国民から支持を得られていない、というのが最大の問題です。保守党が次の首相を出すのであれば、メイ首相の離脱案に代わる案を引っ提げて登場する必要があります。そのような案を持っているのが誰か、が問題です。
 EUからの離脱について、そもそも保守党内で意見の集約ができておらず、EU残留派もいますが、それ以上に多いのはいわゆるハード・ブレクジット派です。EUとの関税等についての合意がないハード・ブレクジットは、英国のEU単一市場からの離脱、貿易や投資の停滞、おそらくその後の貿易戦争をもたらします。今回、メイ首相の解任工作を仕掛けているのは保守党内のハード・ブレクジット派と見られます。
不信任投票をされたほうが、メイ首相にはプラスの側面もある。現段階で、不信任が過半数を超えることはないだろう。それを国民は全く望んでいない。そして不信任投票を乗り越えれば、それはメイ首相にとっては久しぶりのプラス材料となり、英国議会投票への弾みになる。
(追記)ロイターは「英与党保守党の議員らは、党首であるメイ首相の不信任投票を早ければ12日夜にも実施する可能性がある」と報じています。
https://newspicks.com/news/3525940

(オリジナル)「メイ氏の不信任投票開始に必要な48人分の書簡が集まったとしても、保守党の下院議員315人の中からより多くの不信任の支持を確保できるかどうかは不透明」
「メイ首相が乗り切れば、不信任投票はその後1年間は行われず、首相が選ぶ方向でEU離脱を成し遂げる余地がわずかながら広がることになる」
引き続き神経質な局面が続きます。
不信任案を提出するのは、もちろんルールとして可能なのだからするのは勝手だと思いますが、不信任案が可決されたら、今の混乱を収めることが必須だと思います。
もう、イギリスだけの問題ではなくなっています。
世界中が混乱に巻き込まれているのですから。
私は、フランスのニュースを読んでいるので、必然的にEU側からの視点による報道で事態を知ることになる。そうした報道に接して考える限り、合意案どおりのEU離脱か、あるいは離脱撤回かの二つに一つしかないように感じられる。もう今の時期、保守党の党首が誰になろうとも、同じことだ。イギリスの政界は、何を問題にし、何を議論しようとしているのだろうか?。イギリス人たちは、何の論争をしているのだろか?。もう時間的にギリギリなのだから、事態を直視して現実的に行動しなければ、合意なき単純離脱に陥ってしまう。
次々と起こる難題に耐えるメイ首相。
その精神的タフさは称賛に値すると思う。
彼女をここまでタフにしているのは社会と歴史への責任感なのだろう。
こういう責任感を日本の政治家はどこまで持ちえているだろうか。