初の金融安定報告で浮き彫り、FRBが抱える「3つの課題」

コメント

注目のコメント

• 井上 哲也

  野村総合研究所 金融デジタルビジネスリサーチ部　シニア研究員

  ・2018年12月13日

  自分の原稿にコメントするのも変ですが、一言で言えば、FRBによるFSRは少なくとも今回に関する限り、日欧のそれとは大きく違った位置付けになっています。
  
  金融機関や金融市場の専門家ではなく、議会、ひいては事業法人や家計が対象として意識されている一方、問題が生じた場合の政策対応に関する議論が殆ど含まれていません。
  
  前者の目的は重要ですが、そうであれば、もっとわかりやすい内容にすることもできるように感じますし、後者の議論があった方が、事業法人や家計の行動変化を促すことができるように思います。
  
  これらを含めて、次回以降にどのような見直しがなされるか、期待して待ちたいと思います。