【2018年】スタートアップ買収額ランキング
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この記事をみて、我が国を振り返ると、国内でのスタートアップ企業のM&A、すなわち買収は増えてはいるが、思っている以上に足取りが重いな、と。
先般、国内大手による買収が10ヶ月ベースで昨年12ヶ月ベースを上回り49件のスタートアップ企業の買収が実行されたと、日経が記載していたが、
https://r.nikkei.com/article/DGKKZO38159600V21C18A1MM8000
まだまだ少なすぎる。
弊社の三ヶ年公表ベースをまとめると、直近は規模こそ大きくはなっているが、スタートアップの買収額平均は10億円程度とIPOをイグジットにした場合と比較してはるかに少ない。
CVC自体は、コーポレートでの投資部隊のなんちゃってを混ぜると国内で200近くあるらしいが、
直近で出来たてホヤホヤのCVCは
・イノベーションとディスラプション
を目的としているはずにもかかわらず、
・社内におけるリスク管理を気にする、投資側に実際は決裁権限がありそうでない、より時間をかけて検討したいので、まずはもう少し付き合ってから、実績を見てから
など大企業病の体質そのもの。
スタートアップ企業、ベンチャー企業と対等の精神も薄いケースもあり、直近の雨後の筍CVCは、老舗CVCや老舗VCとの違いが見えます。
本質的に投資の意義を早急に見直し、来年は倍近くに増えることを願います(景気動向が全面的にきな臭いので投資自体凍結になる、なんてこともあり得そうです)第1位は、世界の小売最大手ウォルマートによる、インドのアマゾンのライバル買収。ウォルマートとアマゾンが争う中で、相手方のライバルを買収するという、なんとも面白い組み合わせです。