交通事故死、世界の死因の8位に 子どもと若者は1位
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
私がお仕事で関わらせていただいているカンボジアの状況をご紹介させていただくと、この国ではバイクの運転に免許を必要とせず、年齢制限もありません。異常なほど高価に売られる車を入手するのは困難で、公共交通機関も発達していないため、中学生ほどの年齢から皆がバイクに乗り、自動車の合間を縫って、時には歩道にも乗り上げるような運転をして、学校に通っています。事故が日常茶飯事なのは火を見るよりも明らかですが、バイクに乗る若者たちにとって、他に選択肢はないと言います。
医師として携わる中で、尊い命を守るため、公共交通機関の整備など何か日本からもお手伝いできないものか、といつも考えてしまいます。日本の死亡統計を見てみますと10代から40代は1000人に1人も死亡しないという確率になりますが、目につくのは自殺と不慮の事故死です。
心情的にも、社会的な生産性という意味でも、なんとかしないといけないのは間違いなさそうです。
ご高齢の方でも、子供でも、安心して外出できる未来を希望します。
追記
こないだ公衆衛生のセミナーで聞いた話ですが。
とある地域で溝に落ちて怪我をするor死亡するという事故がままあるため、救急搬送患者の事故の場所をマップにして多発地域に優先的に柵を作ってもらった。すると、事故で搬送される人が減った、と。
医師としても、自治体などと協力すればできることがあるなぁ、と感じました。子どもと若者にとっては、車は最凶の殺人兵器という現実をどうにかしないといけないですね。車があることの恩恵もまた図りしれないものがあるので、どうやって両立させるかということです。自動運転技術が全てとは思いませんが、このバランスをとることに大きく寄与してくれると期待をしています。