本庶氏にノーベル賞授与 医学研究、最高の栄誉
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本庶先生がPD-1、ジェームズ アリソン先生がCTLA-4の研究にそれぞれ尽力され受賞されました。
PD-1、CTLA-4はともに、がん細胞と、がん細胞を攻撃する働きを持つT細胞と呼ばれるリンパ球の間の細胞間コミュニケーションの役割を担っていて、これらを介してがん細胞はT細胞の働きを弱め、生き残るというメカニズムを解明されました。
T細胞は体内に異物を見つければ攻撃をします。そのような形で細菌やウィルスといった外敵から身体を守ってくれているのです。それならば、がん細胞も異物なのに、なぜがん細胞にはうまく働かないのか?そういった素朴な疑問が、解明のきっかけだったのだと思います。
がん細胞がPD-1やCTLA-4を介して出すT細胞への抑制のシグナルを断ち切れば、T細胞は再びがん細胞を攻撃し、がんを抑え込めるのではないか、そのようなコンセプトでこのシグナルを抑える薬が開発されました。免疫チェックポイント阻害剤と呼ばれる薬剤です。
PD-1をブロックするニボルマブ、CTLA-4をブロックするイピリムマブを皮切りに、現在はその他にも数多くの薬剤が開発され、臨床試験が活発に行われています。
このような基礎研究が数十年の時を経て、臨床現場を大きく変えてくれます。この流れに、若手の日本人研究者がまた続いていっていただけるのを願っています。改めて、おめでとうございます。先日経団連の欧州ミッションで、スウェーデンを訪問した。グスタフ国王との懇談会にも出席させて頂いた。私は日本からのお土産として、ゾゾスーツをお渡しさせて頂いた。閣下にはとてもご興味を持って頂き、話に花が咲いた。その後のヴィクトリア王女との晩餐会でもその話で盛り上がった。日本はスウェーデンの最重要機密情報を手に入れるのね。っと大笑いされていた。何て素敵で気さくな王女様!果たしてグスタフ国王閣下のデーターはゾゾは入手したのだろか?この写真見て思い出した。本庶先生ノーベル賞おめでとうございます。
本庶佑先生、ノーベル賞受賞おめでとうございます。威風堂々の紋付袴姿。悠然とした立ち居振る舞いと、気品ある力強い英語の演説に心を打たれました。
真価を追い求めるには、新説、風説を容易に信用しないこと。真実を掴むためには、自ら考え実証すること。その大切さを、中学生や高校生に解いている本庶先生は、あのSTAP細胞会見に、最も疑念を抱き憂慮した一人だったそうです。
これからも基礎研究の先頭に立ち、若き科学者たちを導いていただきたい。本庶先生と、その研究人生を支えた奥様の滋子さんに、いつかインタビューさせていただきたいです。