日本の生産性が米国より3割低い根本原因
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注目のコメント
分業が進んでおらず、また業種間の給与差がすくないので、一流の人がどうでもいい雑用に忙殺されているのも原因だと聞いたことがあります。しかも、雑用って無駄に大きな達成感を感じてしまうのが曲者。
あとがき
日本企業の課題
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・一人あたり生産性そして給与水準が低迷している
・現場の仕事に対する誇り、熱量、エンゲージメントが低迷している
・VUCAの時代にPDCAサイクルの問題点が顕在化している
これらの課題を抱える組織の代表的な症状を本稿で紹介しました。
「生産性」について誤解による無意味な議論を避けるため補足します
・生産性の国際比較は、購買力平価で換算した1人あたり労働生産性を使っています。つまり、インフレやデフレの影響で生産性が上下することを排除しています。(https://www.jpc-net.jp/intl_comparison/intl_comparison_2017.pdf)
・今回比較したのは米国です。独英も同様。極端に生産性が高く出るタックスヘイブンや都市国家とは異なる。但し、米国は資源国の側面があるかもしれません。日本は資源がない分、知的労働で付加価値を創り出し給与水準が上がるようにしなければならないという意見です。
生産性をあげるための施策
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・形骸化された制度、価値を生まない無駄な仕事、固定観念に縛られた思考から脱却して、OODAループにより、問題を直視し行動できる思考に変える。
・ティール組織、ホラクラシー、ネットワーク組織などの名前で議論されている、夢と誇りを持った自律分散組織 「すぐ決まる組織」へ転換を始める。
・これらが、シリコンバレー企業や日本企業で成果を出している生産性向上の施策の一端です。
先進企業の成果
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・先進企業では、生産性が10倍以上になり、仕事に誇りをもて、従業員が幸せを感じられる組織に変わってきています。
提言
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米国企業と比べて日本企業そして日本は労働生産性が相当低いです。これは統計だけでなく私たちが実際に日米の組織でベンチマークをして明らかになっています。「実は低くない」というのは、現実を直視しない日本人の悪い癖です。
日本企業そして日本の再興の処方箋を、拙著「すぐ決まる組織のつくり方:OODAマネジメント」(https://www.amazon.co.jp/dp/4866800097/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_pJsdCb3R4QDNF @amazonJP)で提言させていただきました。斎藤氏の突っ込みがNPならではで、面白い。
「ダメな組織の生産性が低い原因」ならば、そうだなと思うが、「日本の」が無理があったかも。
こんな心配とは無縁の元気な組織もたくさんある。
「良く見て」「本質を観取し」「課題を設定し」「対策を決め」「すぐやる」ということだろう。