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戦争に負けたからといってどんな要求でも呑まなければいけない、というようなことはないし、そんなことでは際限がなくなります。戦後の処理にも、一応ですが、国際的なルールがあります。ロシアの北方領土が第二次世界大戦の結果ロシア領になった、という主張に正当な根拠があるのか、が問題になります。
 戦後の処理・賠償についての国際ルールは20世紀に大きく変わっており、しかも明文化されていない部分が大きいです。第二次世界大戦以降の原則は、国家間では領土の割譲や金銭による賠償は求められない、ということです。ただし、民間への補償は請求されますが、北方領土はあくまで国家間の領土問題です。
 戦争に負けたからといって領土の割譲は求められませんが、旧状への復帰は求められます。第二次世界大戦の場合、戦前からのドイツと日本の領土拡大も否定されました。連合国の首脳が戦後処理を協議したヤルタ・ポツダム会談では旧状への復帰は決められましたが、個別の領土については合意されなかったところが多いです。ドイツは、1938年に併合したチェコスロバキアも放棄しました。しかし、ドイツ人の中世以来の入植地である東プロイセンについては1990年まで領有権を放棄しませんでした。
 日本の場合、第二次大戦後に放棄したのは、朝鮮半島、関東州、南洋諸島、台湾、そして南樺太でした。つまり、第一次大戦や日露戦争、日清戦争で併合した領土についても「侵略戦争」によるものであったという中国とロシアの主張が通り、放棄しました。 
 しかし北方領土は別で、1875年、榎本武揚外務大臣の時の樺太・千島交換条約によってロシア帝国と合意して確定された領土です。「クリル諸島(北方領土)は日露戦争の時に日本がロシアから奪った」というのはロシア人に広く見られる誤解ですが、「侵略戦争」で日本が奪った、といういい分には無理があります。
 日本政府の主張するべきことは、北方領土の領有は「侵略戦争」の結果ではなく、ヤルタ会・ポツダム会談の合意には該当せず、日本に領有権があるということです。ヤルタ・ポツダム会談自体は米国でも絶対的な国是なので、日本が否定するのは無謀です。河野外務大臣や外務省が思っているかもしれない、(ロシア領と承認すれば2島だけは返してくれるのではない)というような希望的に過ぎる発想は、付け込まれるだけに終わります。
北方領土にこだわるからロシアごときに足元を見られる。島はいらん。その代わり経済協力もなし。別にロシアになんか投資したくないし。

ちなみにロシアの一人当たりGDPは1.1万ドル、日本の1/3。人口は日本より多少多いが、GDP総額も日本の1/3。人口はクリミア併合による増加分を除けば日本同様減少傾向。つまり日本ほど経済的に発展してないのに、すでに高齢化と人口減少に悩み、一般国民の生活水準は低い。しかも国土は広大でコストがかかるし、軍事大国の妄想を捨てきれないから軍事費も嵩む。経済は原油頼みで、通貨ルーブルはこの10年で対ドルで半値以下になっている。
1875年の樺太・千島交換条約で日本のものになった千島列島。第二次世界大戦に負けた日本は1951年締結のサンフランシスコ講和条約で台湾・澎湖諸島、南樺太と共に千島列島を放棄させられました。地図を眺めると国後島、択捉島は明らかに千島列島の一部で、これが放棄の対象に含まれていなかったとは言い難い。サンフランシスコ講和条約での説明を1956年に取り消すまで、日本政府もこの2島が千島列島に帰属すると認めていたと聞き及びます(「北方領土問題」<ウィキペディア>)。根室半島の延長にある歯舞島、色丹島とは大分に色合いが違いそう。
ソ連は講和条約に署名していませんが、当時ソ連の支配下にあったクリミアで開かれたヤルタ会談で米・英・ソが日本の領土を含む大戦後のレジームを決めた折、千島列島をソ連に帰属させる密約があったことは想像に難くありません。仮に国際司法裁判所で争うことが出来るとしたら、かなりの確度で残念ながら日本が負ける可能性がありそうです。そういう意味で「平和条約を締結するということは、第2次世界大戦の結果を認めるということだ。これこそが不可欠な第一歩であり、これがなければ何も議論できない」とするラブロフ外相の主張には無視できないものがあり、日本が放棄した千島列島に属さぬ歯舞、色丹両島と国後・択捉を分けて議論する必要もあるような気がします。ただし、日本が2島返還に応じてロシアと平和条約を締結する動きに現実に出た場合、少なくともオバマ前政権までは日ソ(日露)間に北方領土問題を残して楔を打ち込んでおく方針だっと噂される米国が、どう動くか微妙な感じは残ります (-.-)ウーン
日本人として国後、択捉を奪われることに悔しさと憤りを感じ、北方4島が日本に帰ることを真摯に願うところではありますが、我が国周辺がなんだか波立って見える昨今、戦争に負けるというのはこういうことだ、と改めて噛みしめておくことも必要なんじゃないのかな・・・ (・。・;
1941年
6.22 ドイツ軍、ソ連侵攻。ソ連軍敗北に次ぐ敗北。
7.7 日本軍、関東軍特別大演習という名の大動員:74万以上という大兵力を中国東北区のソ連国境に配備。
7.28 日本軍、南ベトナム侵攻。
米国、日本の在米資産凍結。対日石油禁輸。
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12.5 ソ連軍 モスクワ前面で本格的反撃開始。
12.7 (日本時間は12.8 つまり77年前の“今日”) 真珠湾攻撃。

35年前に高校と大学(教養部)では、日ソ中立条約を事実上先に破ったのは日本かもしれないと教わりました。北方領土から離れた九州の土地柄だったかもしれませんが。(それ以上に、”当時の日本はあっちフラフラ、こっちフラフラというテイタラク”…という政治学の先生の言葉が忘れられません。)
交渉の条件が日本側が想定しているものと大きく違う。この条件で交渉していくことは日本政府には難しいのではないだろうか
ーー
「平和条約を締結するということは、第2次世界大戦の結果を認めるということだ。これこそが不可欠な第一歩であり、これがなければ何も議論できない」と述べ、北方領土は、第2次世界大戦の結果、ロシアの領土となったことを日本が認めない以上は交渉は進められないという考えを強調しました。
日本は1945年8月15日の時点でポツダム宣言の受諾を決定し、全軍に停戦命令を出している。ソ連の南樺太・千島列島への侵攻はその後の話なので、ソ連は侵略によって千島列島を奪い取ったことになる。それが第二次世界大戦の結果だと言われればそれまでだが、将来的な日露関係の進展は期待できないだろう。
こんなのどっちかが譲歩しないと永遠に解決しないよな
これはロシアが以前から行っている主張。原則は変わっていないということですね。北方四島についてはロシアに主権があることを日本側が認めた上で、2島の「引き渡し」について交渉に入れるという立場です。「引き渡し」に主権を含むのかどうかも、交渉次第ということになります。

一方、日本側はかねて北方四島は日本の固有の領土と主張していましたが、最近は「交渉前なので、政府の考えについて申し上げるのは一切差し控えたい」と明言を避けるようになっています。日本側が大切にしてきた主張を言わなくなったというのは、譲歩のメッセージとも受け取られかねません。

どんな決着が導き出されようとしているのか。当初は歴史的な解決へ前進するのではないかという見方もありましたが、ロシアの強気の姿勢が明るみに出るにつけ、先行きを不安視する声も強まってきました。

https://www.hokkaido-np.co.jp/sp/article/250832
それを言うのであれば、1946年4月25日までは有効だったはずの「日ソ不可侵条約」を一方的に廃棄して参戦したソ連は、国際法違反。

「本条約は 両締約国に於て其の批准を了したる日より実施せらるべく 且5年の期間効力を有すべし。両締約国の何れの一方も右期間満了の1年前に本条約の廃棄を通告せざるときは 本条約は次の5年間自動的に延長せらるものと認めらるべし。」
戦争がもたらした結果は、理屈どうりではあり得ない。それが、戦争というものの現実だろう。日本は、その現実の受容を無意味に先送りして来たツケが回って来ている。