【横山和輝】大正期の働き方改革から考える、生産性を上げる秘訣
NewsPicks編集部
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注目のコメント
連載第4回目ですので少し裏話を。インタビューの時期、大正・昭和初期の銀行危機に関する論文を執筆しており、関連内容をご説明したくもありました(お気づきとは思いますがすでに連載初回冒頭で銀行規制の話を引き合いにしています)。今から思えば、話が大正時代に移り、財閥の話になった瞬間が銀行危機を引き合いにする絶好のタイミングだったはずでしたが見事に逃していますね…。
あえていうまでもないですが、時間固定給プラス成果報酬という考え方が成果をあげたのではなく、
"作業奨励金には、製品数量の増加、屑物の減少、消耗品の節約、品質の向上という4つの査定基準が設けられています"
この4つの査定基準を導き出せた事が重要ですよね。適切なKPIはあらゆる問題を解決してくれます。
納得感があり、プロセス改善につながり、品質が向上し、そして成果量が増え、売上も上がる。こんなKPIが作れたらみんな幸せになりますよ。温情主義とインセンティブ。
組織論や人事制度を考えていくと、個人の根源的な欲求とか、マジョリティの集団心理に行き着くような気がします。そう考えると、意欲的に働き続ける仕組みにした方が長い目でみたときの提供価値は大きい。
労働力=生産性×時間 と考えると効率化と働き手の確保みたいな話になりますが、スナップショットのように瞬間的なイメージがあるんですよね。瞬間風速は出るけど続かないというか。
歴史に学ぶシリーズ、とても面白いですね。