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大量の古着、いったいどこへ たどった先で見た驚きの「古着経済」

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    アフリカビジネスパートナーズ

    古着を巡る状況が網羅されていて、正確な良い記事。アフリカに関していうと、古着は功罪あって微妙な顔になる分野。3つの観点がある。

    ひとつは、古着は手頃に買えて生活が助かるという消費者へのメリットだけでなく、それを商売として食べている人が大量にいる重要な一大産業。サプライチェーンが小刻みに刻まれており、消費者の手元に届くまで無数の人が関わっている。ギコンバのような市場で買ったものを家の近所の人に再販するだけでもある程度の収入になるし、記事にもあるように寄付品のお直し(寄付品は微妙に市場ニーズに合っていない)で生活する人も多くいる。古着の販売で財をなした人もいれば、コツコツ稼いで子どもを学校にやっている人もいる。

    一方で、古着のせいで、経済発展の端緒となるはずの軽工業が発展しそこねた。農業の生産性が上がって農村で余った人が都会の縫製工場で働き、それを輸出して外貨を稼ぐというのが発展のセオリーだが、アフリカでもかつては衣類を国内で作っていたのに、自由化で古着が流れ込み、経済発展に乗る前に、どこの国でも縫製業は壊滅してしまった。その後アメリカがクリントン政権時にアフリカからの輸入免税を認めるAGOAを開始し、2000年代になってようやく縫製工場が復活しだした。アフリカ各国にとっては、軽工業の発展は、雇用創出の意味でも悲願である。

    なので、東アフリカを中心に、古着の関税を上げ、国内の縫製業を育てようとする機運は強いが、記事にあるようにアメリカの業界団体が反対しトランプ政権の圧力でルワンダ以外の国は断念。ルワンダは縫製工場が少ないので影響は小さいが、ケニアやタンザニアでは多く存在し、主としてアメリカに輸出している。
    詳細はこちら:
    https://newspicks.com/news/3156257

    そしてもうひとつ、誇りの問題がある。憐れまれて世界のごみを押し付けられているという認識を持つ人はいる。単純にビジネスとして、人件費の安い国で仕分けされ人口が多く価値が生まれる国で売られているのだという最適化の話ですむならいいのだが。個人的には、古着をアフリカに出す側に、「かわいそうなアフリカ」「アフリカのために」といった誤ったイメージを植え付けてしまっている点が問題だと思う。


  • 上海駐在 中国事業

    良質記事です。テレビでも放送されていましたが、色々な中古が最終消費地であるアフリカを目指すという話。特に、その番組では日本の商品を取り上げていました。それが今日では、中国に変わり始めています。中国の広州市に行ってみると分かりますが、黒人の姿を結構見ます。特に、混沌とした「市場」に行くと、ほぼ必ず、彼らの人影を目にします。

    中国とアフリカの関係は数十年前にさかのぼり、お互いの政治体制を尊重するという基本原則から始まりました。私たち西側の国々みたいに、人権やら民主やらと難癖をつけて、相手国の政治に介入したりしません。独裁であろうが、共産主義であろうが、まずは国が治安を取り戻し、貿易を行い、とりあえず国民経済を立て直す。ここに立脚しないと、その次のステップはないのですね。アフリカのルポに出てくる「中国」を紐解くには、そんなことも念頭に置いてもらった方がいいかもしれません。


  • その辺にいるファッション人

    アフリカでの古着の輸入規制は記事にあるように自国のファッション産業への発展のためです。縫製業が盛んなインドネシアでも規制が強化されました。中国はそもそも禁止です。

    輸入規制の背景はそれだけではなく環境問題もあるでしょう。輸入された古着は全て取引されるわけではなく、多くが廃棄処分になっている国もあります。焼却能力がないために埋立になりますが化繊の多い現代の衣服では環境負担が大きいです。

    日本から出た古着はUSED IN JAPANと呼ばれ人気があり、日本の輸出業者の偽物が出回るほどです。日本の古着は状態が良く、堅牢度が高いため途上国で流通している新品よりも評価が高いです。ブランド品も同様でBtoB向けのバイヤーの外国人が増えています。日本の古着はアフリカやアジアだけではなく、チリなど南米でも引き合いがあるようです。


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