ついに「逆イールド」、バブル崩壊のサイン
東洋経済オンライン
240Picks
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
タイトルがかなり派手ですが・・・市場を賑わせている逆イールド化について思う所を書かせて頂きました。事実として逆イールドが高確率で不況の前に起きてきたことは認めつつ、「今回は大規模緩和によるタームプレミアムの消失があるので単に潰れやすくなっているだけ」という反駁も当然、一理あります。また、実質短期・長期金利が所詮は潜在成長率を下回っている中での逆イールドなので特に心配する必要はない(所詮は米国の地力を苦しめるほどの金利上昇ではない)という見方もあるでしょう。
しかし、本当に物価先高観があって、これに応じて正しい利上げが重ねられていくのだとしたら、やはりカーブはスティープ化しなければおかしいでしょう。「フラット化しても過度に心配する必要はない」は事実かもしれませんが、「景気過熱を予見していればフラット化するはずがない」というのもまた事実です。少なくとも、過去を見ればFF金利引き上げの「終点」で米株価も上げ局面の「終点」を迎えています。これは要するに事が起きてからFRBは動き、その緩和効果がラグを伴って表れるということを意味しているでしょう。私は今回も同様のパターンに嵌まると読んでいます。
宜しければご笑覧下さいませ。前回は06年には10年・2年金利差はなくなっていた。そして06年も利上げが続き、また株価も07年にピークを付けたが、その後に金融危機が起こった。
一方で10年債利回りの絶対水準自体は前回は5%ほどまでに達したのに対して今回は3%(下記)。
時間軸や絶対水準なども見ながら考えたい。
https://fred.stlouisfed.org/series/IRLTLT01USM156N