逆イールドは「破滅の前兆」か、米国株急落で注視は必須
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今回は違う派は、タームプレミアムがマイナスになっている事や、実質金利が0%台など過去との違いを挙げています。また3-5Yのインバート程度では債券市場は全く動じてませんが、理解が不十分な?株式市場では積極的に売り材料とされたようです。
実際にリセッションに陥るまでは1〜2年空くのはザラなので、今すぐリスク資産を売りにいってもいい結果が保証されているとは限りません。
注目のコメント
過去に景気後退になった局面では、その前に必ず逆イールドが発生していたが、逆イールドが発生した場合に、必ず景気後退に陥ったわけではない。
そして、今回は米国以外の中央銀行が強力な金融緩和を実施しており、その過剰なマネーにより米国長期債の金利上昇が抑えこまれている環境であることは重要だ。FRBが金利を引き上げると、イールド―カーブはフラット化していくが、今回の局面は最初からそもそも長短のスプレッド差がこれまでと比較して極めてタイトな状況だ。逆イールドのメッセージを侮るわけにはいかないものの、現在の一部の年限の逆イールドは、かなりこれまでとは環境が異なることは確かだろう。過去はそういう傾向があった。
この経験則は重要。
しかし、逆イールドという現象だけを見て、何かを語ろうとするのは危険。
そんなにシンプルに語れるほど、昨今のマーケットは容易じゃない。
でも、国内だと今日はそういうシンプルな解説しか見てないね。あいにくと破滅願望は強くないので、油断大敵ではありますが、一喜一憂はしていません。大勢的に「破滅の前兆」が読み取れるのであれば、その先に破滅はないでしょう。予期できるものは相応に対処可能ですから。