ローソンが三菱商事のゴディバ日本事業買収を期待する理由
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2010年から2015年で売上が2倍になったと言われているゴディバ。全世界売上においても、ジャパンの構成比は高いです。その分、より大衆性は取り込んだので、ローソンが旗艦店残しつつどう取り組むかは気になります。
ゴディバが高級ブランドかビミョーなところか難しいところですが。少なくとも私は手土産に持って行くことはありませんw
ゴディバジャパンの売上高が400億円で、仮にEBITDAが50億円だったとしても、マルチプル20倍ですから、売却額が1000億円というのは相当高い印象ですが、ブランド資産をどう評価するでしょう。商事や一部の外資系ファンドしか買収出来ないかもしれません。
ローソンは成城石井の買収をうまく成功させ、新たな顧客層を開拓しつつあります。
成城石井のチーズケーキは秀逸です。
ローソンそのものもそうですが、成城石井とのシナジー効果に期待したいですね。
引用
ゴディバの日本事業は、国内の駅や百貨店、ショッピングセンターなどに店舗を構え、売上高は400億円程度。日本でも高級チョコレートとしてブランドを確立しており、業績は増収増益基調が続いていて好調だ。日本の食品メーカーが軒並み早々に撤退したということは買収金額が高すぎるからと推測されます。これは、絶対的な金額が高いということではなく、収益力にくらべて高いということではないかと。
とすると、ファンドが買ったところで、エグジットがきわめて限られることになります。海外プレーヤーを連れてきたらいいだけなのでしょうが、ファンドはちょっと手を出しづらいかもしれませんね。
すると、国内勢では三菱商事が現実的なんでしょうか？？
ところで、ゴディバは、もはや”高級ブランド”とは言えず、一定の”品質保証”という感じだと思います。ま、「ゴディバははずさない」と消費者に想起させることを”ブランド”というのでしょうが。
贅沢なチョコレートでは、エルメやエヴァンなどフランスのブランドが”高級”という範疇ですが、それもお店が増えすぎてくると”ありがたみ”は徐々になくなってきました。
3年前くらいから個人的に注目しているチョコレートといえば、京都で京町家風の建物をそのまま店舗にしているマリベルです。NYのブランドなんですが、美味しいうえに、いまだに京都にしかなくて”ありがたみ”ではピカイチです♪
