キリンビールも採用の全国CMデータベース 元ロボット研究者と物理学者に聞く誕生秘話とテレビの未来
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テレビで流れるCMを放送エリア別にデータベース化するのは分かりましたが、それが出来る事と「その効果測定を可能にする」事には大きな隔たりがある気がします。Madison、具体的にどのようなサービスなのでしょうか。気になります。
注目のコメント
"全国のCMをマーケティングデータとして扱い、それを収集するという発想自体がテレビや広告の業界に乏しかった"
これは本当にそうですよね。県域、系列に分かれており、資本もマイナーなので、基本的には地方分権です。
テレビCMほど購買行動に影響を与えるマーケティングの打ち手はありません。今もありません。大規模に瞬時にリーチするのはテレビの特性です。どれほどインターネットが発達しようとまだ不可能です。通信の本質はone to oneでかつオンデマンドなので瞬時にリーチしません。
購買行動はもちろん、流行、トレンドも作り出してしまいます。そんなCMですが、経済行動として全データを収集するにはあまりにも手間と金がかかります。そこに果敢にチャレンジする行動力には敬意しかありません。
それにしても、ビデオリサーチじゃないんだ。。。というのが純粋な感想ですね。"なぜこれまで全国のCMデータベースを構築したサービスはなかったのか。籠屋氏によると、CMの取引額を決める観点では必要なデータは存在していたものの、全国のCMをマーケティングデータとして扱い、それを収集するという発想自体がテレビや広告の業界に乏しかったという"
おそらく、地方や地域によって区分されていることや、各々の放送局などの資本が分散しているために抜本的にマーケティングのためにリサーチすることが不可能だったという構造上の問題もありそうです。
これほどSNSが発達してもCMの広告効果は依然として莫大です。そんな中でその利活用を支援するこのサービスの将来性は非常に大きいと言えそうです。メディアパワーが大きく変化している中でもテレビはまだまだ王様。
その影響力はしばらくは最強のままでしょう。
一般に活用できるCM出稿データベースは大変有り難い。
広告代理店には独自でそういった分析システムがあると思いますが、
あくまで広告の受注があって初めて有償、無償で提供できるようなクローズドなもの。こうしていろんな広告分析がオープンになっていくと考えるとおもしろい時代になってきたなあとつくづく思います。