部分最適ではなく、全体最適のマーケティングを行う人材が台頭する - 錯覚資産
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マーケティングは、部分最適ではなく、「全体最適」で考える。
この人材を育てるのに一番ROIが高い手法は、「経営会議メンバーにしてしまう」こと。
これには強く共感します。
経営陣になってから、経営会議に入るのではなく、
経営陣にするために、経営会議に入れる。
情報をオープンにしたくない、会議メンバーを増やしたくないなどの理由でなかなか実現しない、
でも「経営会議のメンバーにしてしまう」は、本当に重要なことですよね。半分賛成で半分反対な内容です。
全体最適の意識を持ち続けることは大事だと思いますが、全体最適なマーケティングなんてほとんど存在しないと思いますよ。少なくとも複数の事業を同時進行している大企業には存在しない筈です。ここでいうマーケティングは企業活動最適化という広義の意味です。
売上を上げる為の最適なマーケティングは、同じ会社であっても商品や事業によって全く違います。一つ一つの販売戦略を見極めることが一番重要です。商品やサービスの販売戦略を見極める過程で全体最適を意識しすぎると、大抵失敗しますよ。「あっちの商品のプロモーションはうまくいったから真似しよう」「こっちのサービスの価格帯は失敗したから避けよう」というのは、結果としてそうなるかもしれないだけで、全てに共通する考え方ではないのです。
会社では立場が上になるほど、仕事のカバー範囲が広く浅くになるので、「過去の事例からしてこうだぞ」と偉そうに言う偉い人が良く居ます。その手の人は良く「もっと他の事業(商品)へも展開できるようにしなよ」と言うのですが、それは直近の事業(商品)が成功してから考えれば良い話で、最初から水平展開有りきで考えていたら、活動範囲や検討範囲が窮屈過ぎて、成功する可能性のあるものも必ず失敗しますよ。【これから台頭する人、落ちぶれる人の4つの条件」の3つめ】
マーケティング業務だけの部分最適を行うのではなく、経営者のように、会社全体を把握し、全体最適のマーケティングを行う人材が台頭する。
「経営会議」に参加させるだけで、劇的な成長を遂げる。自分が言語化できなかったことが、目の前で言語化される瞬間に居合わせるのは、非常に貴重な経験になります。
確かに、向上心、やる気のある人だったら恐ろしく伸びそうですね。でも実際に経営会議に参加できる企業っていったらとても少なそう。