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経済発展は世界中を同様に変化させるわけではない、変化は起きるにしても全ての社会で欧米と同様の近代化が起きるわけではない、という一例です。たとえば、一部でいわれていた「IT産業が盛んになればカースト制度が弱まっていく」などという主張は外部からの楽観的に過ぎる見方で、ほぼ虚構でしょう。10年や20年の単位でみれば大きな変化があるように見えても、インドは500年の単位だと根っこでは変わらず、カースト制度も存続していくでしょう。根っこの部分では変わらない、ということでは、インドは中国と並んで世界でも最も強固でしょう。
 現在、世界各地でポピュリズム政治ということがいわれてかまびすしいですが、ポピュリズム政治の内実というのは国によって様々です。ある程度いえる共通点として、反エリート、反伝統的メディア、反知性、そして階級転落の危機におびえる中流層を主な基盤にすると同時に、新興企業とも提携する、といったところが挙げられます。こういった点では、1998年にインドの政権を掌握した国民党(BJP)はポピュリズム政治のさきがけだったのではないかと考えられます。(多くはSNSから発信されたフェイク・ニュースに端を発して)宗教や民族、階級を理由とした暴力を煽動する、黙認する、といったこともBJPを含むポピュリズム政治に共通しています。
 現在のモディ首相が率いるBJPは、巨大なヒンドゥー主義組織、民族義勇軍(RSS)を母体としています。これは、語弊をおそれずにいえば、インド版ナチス、とでもいうしかいいようのない集団です。独特な疑似科学で正当化された神話的な世界観をもっており、彼らが解釈するヒンドゥー教や民族主義に基づくインドをつくりあげようとしています。それを普及し、実現するための教育活動、メディア活動などを巨大な規模で展開してきています。青年部、婦人部や、暴力装置にもなる行動部隊を持っています。これまでムスリムやキリスト教徒への襲撃、デモや暴動で力を発揮してきました。こういう集団がインド全土への支配を数十年に渡って浸透してきているのですから、カーストや宗教をめぐる暴力は減らないでしょう。ナチスがそうであったように、経済が安定して政権与党であり続ければおとなしくなるだろう、といった期待が通用する集団ではありません。
カースト制は中学の社会で習った過去のことと思っていた。今もその制度が残っているとは。

モディ首相はファイナンシャルインクルージョン(金融包摂)政策で、インド国民全員が金融サービス(銀行口座開設)へアクセスできるようにした。

2016年の旧高額紙幣の廃止は、税収アップにより、国民の教育、就労、住宅保有を可能にすることが目標だった。そういう事実を見聞きしていたがゆえ、カースト制は過去のものという認識だった。

このレポートには、今も執拗につづく不可触民「ダリット」への差別と暴力が綴られている。
微妙にあるようですねぇ、メリケンでワタシが出会う高学歴の方々の間でも