米ボーイング、737MAXで航空各社と緊急電話会議へ
コメント
注目のコメント
この件についてはすでにAOA(迎え角)センサーの異常な値が元となり、それがスタビライザー・トリムの暴走を招いて急激なピッチダウン(つまり急降下)となったということはすでにFAAが発行したAD(耐空性改善命令)から読み取れる内容です。しかしながら、AD発行の前まではAOAセンサーの異常と、スタビライザー・トリムの暴走はそれぞれ別個の事態として対処方法が記載されており、連動して発生するという点についてはAD発行前のマニュアルからは読み取れませんでした。
この点を737MAXの利用者である航空会社やパイロット側は重く見ており、従来型の737と異なる設計であればきちんと説明がほしかった、とボーイングに詰め寄っているのが今の構図です。なぜここまでナーバスになっているかというと、737MAXのウリとして、従来型の737とほぼ同様の操縦感覚であり、パイロットの資格も共通化できるとしていたからです。
日本時間で今晩、なんらかのアナウンスがなされるとのことで、この内容をじっくり読んでみたいと思います。
ーーーーー追記ーーーーー
どうやらボーイングは電話会議をキャンセルし、来週に改めて会議の場を設けるとアナウンスしている模様です。事故調査をしている当局や、ボーイング内から何らかの横やりが入ったのかもしれません。Boeingが737MAXについて、質疑応答のカンファレンスコールを航空会社向けに20日行う予定とのこと。明日の朝にはもう少し詳細がでてくるだろう。
本件についてはAOAセンサーの誤った情報、またその誤った情報を用いて誤った制御になったという報道がこれまでされている。
https://newspicks.com/news/3445051
一方で、事故後初めての737MAXの受注を韓国チェジュ航空から受けている。
https://s.nikkei.com/2BkDbkk
英語記事も併せて。
https://bloom.bg/2zko754AVIATION WEEK
http://aviationweek.com/%5Bprimary-term%5D/alpa-seeks-clarity-boeing-737-max-automated-system-issues
にある.迎角が大きくなるとピッチダウンして,迎角を抑えるとともに速度回復をはかろうとする.この迎角が閾値を超えないようにする機能はオートパイロットがオフの時に動作する.737の従来機にはない機能で,マニュアルになく,エアラインにも周知されていなかった.