「脳の疲れには甘いもの」説は果たして正しいのか?
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注目のコメント
執筆者の方に失礼かもしれませんが、まだ明らかではないことを断定的に記述して読者の目を引く、本の宣伝目的の記事と感じます。このような記事がNPユーザーの方々の誤解を生まぬよう、ここに科学的に正しいと言えることとそうではないことを区別してコメントしておきます。
2型糖尿病とアルツハイマー型認知症の関連は知られており、糖尿病の方はアルツハイマー型認知症を発症するリスクが1.5倍程度増加することが報告されています(Lancet Neurol. 2006;5(1):64.)。また、インスリンがアルツハイマー型認知症で認められるアミロイドβの沈着に寄与しているのではないかと考えられ、基礎研究が熱心に行われているのも事実です(Arch Neurol. 2005;62(10):1539. )。
しかし、一般の方が糖質を摂ることでアルツハイマー型認知症を発症しやすくなる、あるいは糖質を制限することでアルツハイマー型認知症を予防できるといった内容は科学的根拠が乏しく、筆者の想像の域を超えませんので、それを断定的に記述することは不適切だと感じます。
また、認知症発症後の方に目を向けると、低栄養の合併が多く、死亡率と相関することも報告されています。そういった方に認知症の進行を防ぐことができるかもしれないといって糖質を制限するのはむしろ不適切で、どうしたらしっかりと栄養がとれるのか、そんな工夫や介入すら必要となります。
医師の発信する情報が誤解を生まないよう、ブレーキをかけられる。NewsPicksという場の良さを活かせればと思い、コメントを長々と書かせていただきました。内容はともかくとして、この本の著者は2014年に薬事法違反で書類送検されています(後に不起訴処分となっています)。
著書もエセ科学本ばかりですね。
そんな人の宣伝記事にマトモなことが書かれていると思いますか?
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E7%94%B0%E7%B4%98%E4%B8%80%E9%83%8E見出しで、「気合い入れて頭回すぞー」という時には甘いものを食べてからやる自分はドキっとした…
ただ、別に常に大量にとっているわけではなく、肥満でもない。
糖分→肥満→活性酸素増加→脳細胞などの老化・劣化→アルツハイマーとなっていて、かなり「風→桶屋」な話に思う。
端的には、それよりそもそも肥満にならないように自己管理しように尽きると思うが、それを別の命題に置き換えているように自分は感じた。
以前、プロピッカーのJINS MEMEの井上さんが社内に講演に来てくださったときに、脳が糖分を欲するときはラムネと言っていた。脳は臓器の重量の割に糖分を消費するが、一方でたしかラムネ一粒文くらいのエネルギーと言っていたので、恐ろしく効率的だとも思った。
自分は、それでも甘いものは、気合い入れるときには食べている。なんというか、甘いもの食べて、甘いもの感じて、気合いを入れるというルーチン的な部分も大きいと思う。