テレビは高付加価値へ、20年度営業益は今期から伸ばす=ソニー専務
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注目のコメント
データを見ていないので想像でコメントしますのでお許しいただきたいのですが、今のソニーは製造で稼ぐわけではなくパネルをはじめハードは基本的に外部からの調達でアセンブリも外注であり、高付加価値化の鍵は画像エンジンと音声なのではないかと思います。その中で高収益を維持できるのは、ソニーの製品開発力とブランド力があるのでしょう。ただ、液晶テレビの実質価格が下がる場合や有機ELテレビの価格が下がり始めるとき、どうやって切り盛りするかが楽しみです。製造から設計にシフトが成功したと言えるわけですが、アップルと比較した場合、テレビとポータブル&パーソナルデバイスでは製品進化の奥行きが違うと思うので、オールドプロダクトであるテレビで何ができるのか、ソニーの知恵に期待したいです。
高付加価値モデルへの集中はソニーのブランド維持にも良いだろう。安物はVizioあたりに任せておけばよい。ブランドのシャワー効果とかでミドルクラスくらいまで売上を伸ばせるような時代ではないということなのかなあ。
設計やデザインで飯が食えるようになるというのはソニーのような会社にはどうしても必要なプロセスだったのだろう。厚木で試作は出来るしね。
テレビ市場はおおよそ2億台の市場だが、韓国勢が4割くらいを占める。韓国はまだまだパネルや組み立ても手掛けており、ローエンドからハイエンドまでやり通すフルラインナップ戦略。少し歴史を振り返るとソニーは平面ブラウン管での成功が大きく、薄型テレビシフトでは乗り遅れ、さらにはSamsungなどがブランドを上げた。結果として、結構な期間、テレビは大赤字事業だったし、製造はやめていっても(Samsungとの合弁のS-LCD売却とか)、成功していた時代に膨らんだ営業固定費などとの戦いだった。
それを経て、営業利益率一桁後半%をあげられるようになり、かつ製造をそこまでやっていないはずでそのなかでこれだけの利益率というのはROIC(利益を上げるのにどれだけ資金コストがかかっているか)では結構良いはず。