【独白】日本には、1兆円企業を生む「知の蓄積」が足りない
コメント
注目のコメント
取材はいつも「生き物」です。想定外の話に広がっていくからこそ面白い。そして今回のインタビューも、まさにそれでした。
松本さんのひょんなお話から、アップルの「プラットフォーマーとしての振る舞い」に話題は及び、彼の答えが面白すぎて質問は止まらず。プラットフォームが提供する「価値」とその「対価」がどうあるべきか、とかく深い洞察に唸りました。
そんな彼に初めて聞く「GAFA論」から、日本のスタートアップのエコシステム、そして起業家の定義まで。後編も、ラクスルの未来を占う「ヒント」が得られるはずです。ラクスル松本さんのGAFA論。楽天の三木谷さんはよくアマゾンを引き合いに出して既存業界との「共存」型のモデルについて語っていたけれど、「資本や市場の独占が悪であるのか」というと、それを還元するものや継続性次第、つまり社会との共存が重要、という松本さんの着眼は素晴らしいな、と。
「資本を持てる者は、もっと社会に還元していかないと、いつか継続し得なくなる。要はGAFAは、社会と共存し得ない、国家とぶつかるような課題に直面し始めている。」
あと、↓のコメントには共感。最近聞いた話で面白かったのは、プロフェッショナルの定義とは"distinction"であり、他の人には見えない解像度を持つということ。
「アイデアの価値というのは、僕は「解像度の高さ」ではないと思っています。解像度の深い領域は、1つは持つべきなんだけど、あとは掛け算だと思う。」ここまで松本社長のお考えを解像度上げて書かれた記事は初めて見ました。
何より起業家、経営者としての「凄み」に感銘を受けました。
昨日松本社長を良く知る投資家が言っていました。
「結局投資判断はビジネスモデルではない。経営者の凄みだ。松本社長は圧倒的だった」と。
まさにそれを感じさせられる記事。
「アイデアの価値は深さではない。掛け算だと思う」
一般的には「深さ」に価値を置かれることが多いと感じます。
ただそれは何かひとつの分野を極めるプロセスの前提。
新しい価値はゼロから生まれるものではなく、薄く広いインプットがいつか爆発的に繋がって生み出されるもの。
松本社長も相当なインプットを経てブレイクスルーをされていることが記事読んだだけで伝わってきます。
言葉では言うのは簡単ですが、その感覚を味わうために改めてNewsPicksさんにお世話になろうと心に決めました笑
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朝は毎日、2倍速でテレビ番組『モーニングサテライト』と『ワールドビジネスサテライト』を30分で2本。録画しておいて、興味があるところだけ通常速度に戻してチェックする。
日経新聞は紙で読みます。紙のほうが全体感がわかるので。もちろん、NewsPicksさんも有料会員で、オリジナル記事を結構読んでいます。コメントは、あまり見ていませんが(笑)。
あとは、アメリカの金融政策を決める、FOMC(連邦公開市場委員会)の議事録も一通り見ていますね。細かいビジネスの動向よりも、例えば金利がどう動いているか?のほうが、興味が強い。
建築やアートも好きです。新しくホテルができたら足を運ぶ。グランピングも、とりあえず流行に乗ってたくさんやってみよう、とか。
より広く薄く、いろんな情報を追って、世の中がどう動いているかを見ている。情報を取得しているというより、とにかく興味がある。
それに、アイデアの価値というのは、僕は「解像度の高さ」ではないと思っています。解像度の深い領域は、1つは持つべきなんだけど、あとは掛け算だと思う。
この情報とこの情報を掛け合わせていくと、自分の立つ領域だけでは見えないものが見えてくる。そういう発想ですね。
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