米経済「非常に強い」、住宅市場・企業債務は注視=FRB議長
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まさに、住宅市場と企業債務は利上げ判断におけるリトマス試験紙のようなものだと思います。
というのも、米国経済は全体で見れば好調が続いてるものの、金利感応度の高い住宅市場では既に金利上昇の悪影響が出ています。
一方、企業債務のほうは、米国の民間非金融法人債務がGDP比で見てリーマンショック時程度まで上がってきてますが、それ以上に注意が必要なのが、新興国の民間非金融法人債務がGDP比で見てもかなり膨張していることです。
既にFFレートが中立金利に近づく中で、今後はこれまで以上に米国金融政策の舵取りが難しくなるでしょう。米国の金融政策決定の会合は年8回いずれの会でも利上げが行われる可能性があるので記者会見も毎度やるというよう運営になるようです。現在の金融政策は中立的と言えるのでここからは臨機応変に利上げに備えたいというのが真っ当な解釈でしょう。しかし(過去の例を検証していませんが)臨機応変な利下げも可能だ、というメッセージも含まれているように思いますが、少し先走り過ぎでしょうか。