5大銀、2年連続増益=融資先回復で10%増-9月中間
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基本的に業績悪化が鮮明。最終利益はMUFGのように通期上方修正していますが、その中身は引当戻入益の貢献。以下気になる点。
MUFG:業務粗利益減少で経費率は70%目前(69.8%~前同期65.1%)
SMFG:ストラクチャードファイナンスが健闘するも、国内預貸は苦戦続く。
みずほ:海外・大企業部門等が健闘し粗利益増加。ただ、ETFの貢献は一過性。みずほの業績が前年比でよく見えるのは、前年が悪すぎたからですね。
みずほは、こうして決算を見てみても万年3位が定位置になってしまいました。興銀、富士、第一勧銀のトップ行同士が合併しても、シナジーが発揮することができなければこうなってしまうのですね。
三菱と三井住友がATMを共通利用することになっても、みずほは蚊帳の外というのは何とも悲しいですね。
ただ、悪いことばかりでもなく、現在の新勘定系移行もいよいよ大詰めを迎えています。移行後は、そのシステム投資に見合う業務効率化をしていただき、成長戦略にどんどん投資して、万年3位から脱出することを期待します。三菱UFJフィナンシャル・グループが、リーマンショックの時に支援買収したモルガン・スタンレーが業績に寄与。
投資銀行部門が無いと、これからが厳しくなりますね。