AOKIが半年でサブスク撤退 新社長による事業見直しか
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おおお、AOKIのサブスク半年でサービス終了ですか。
昨日サブスクリプションのセミナーを受講したばかりでタイムリーすぎるんですが。
スーツのサブスクリプションサービスは結構目のつけ所が面白いと思ったんですが、記事にあるように社長交代の影響が大きいのか、サービスの構造に根本的な利益率が悪い問題が見つかったのかが気になるところです。
昨日の議論を元に考えると、せっかく月額定額に手を挙げてくれている顧客がいるのだから、その顧客のニーズと企業側の利益率のあうところを模索する努力はもう少し続けてみると面白そうなもんですが、こうやってあっさりサービス終了しちゃうと、クラウドファンディングから支援した人とか、次にAOKIが同じチャレンジした時に応援してくれる人が少なくなっちゃうリスクがある気もしますね。。。
いわゆる既存の大手企業によるこういう新規事業のチャレンジは応援したいんですが、ちょっと残念なニュースです。途中で新規登録を停止しているところから、人数を増やしすぎず、ある程度マンパワーでカバーするようなかたちでオペレーションを組み、チャーンレートの経過を見たりと、テストマーケティング的な運用を続けていたものと思われます。
色々と鑑みて、採算が合わないか、本体事業を支えるほどの事業規模にならないと判断されたものと思われます。
アパレルのサブスクは在庫管理、スタイリング、物流、クリーニングと何かとコストもかかる、難しい領域。ちゃんとオペレーションを組もうと思ったら大きな先行投資も必要になります。やる、やらないの判断は迫られるでしょうね。
新規事業チームには事業立ち上げのノウハウも残っていることですし、次のチャレンジに活かしてもらいたいところ。【サブスクリプションにおける物のデータの違い】
申し込み多数ながら、AOKIが事業撤退とのこと。記事中にもありますが、キリンも「キリンホームタップ」が人気すぎて新規受付中止中、海外ではキャデラックもサービス一時停止中。
物とデータでは同じサブスクリプションでもビジネスモデルが全然違うのだと思います。データだとアクセス容量さえ担保すれば皆が同じデータにアクセスできますが、物だと在庫確保、物流管理、返品対応、品質管理などなど、いろんな手間がかかり、安定した運用をするには相当なコストが発生します。
サブスクリプション専業ならまだ良いでしょうが、そうでないなら、既存事業との比較の中で優先度が上がりづらいように思います。
逆に言えば、サブスクリプション専業のスタートアップにとっては、大手が入ってきづらいマーケットということで、有利な市場かもしれませんね。エアークローゼットさんとか伸びてますもんね!