シンガポールのブロックチェーン電力取引マーケットプレイス「ELECTRIFY」、東京電力EPのCVCから資金調達
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注目のコメント
Brooklyn Microgridと同様、シンガポールのElectrifyもP2Pブロックチェーン取引をSynergyなるプラットフォームで実現とのこと。東電が出資しているから、さぞやスマートな配電網プラットフォームなのかと思いたいですね。
Brooklyn MicrogridのLO3 Energyでは既存配電網を使うために、一旦地域電力会社を通して取引をネッティングしていると聞きました。つまりP2Pといっても、電力会社に勝ち/負けの財布情報があって、擬似的にAさんからBさんに電力を融通しているのが現状だと認識しております。
電力会社を通すのであれば、ネットメータリングと同様、電力会社の決済システム使えば良いので、ブロックチェーンである必然性は薄れます。
再エネ電源は、いわばコモディティを超越した限界費用ゼロ発電ということで、潤沢になった電力を契約情報のやり取りのようにP2Pで実現出来てしまうという考えは、電力ネットワークを甘く見ている気がしてなりません。
配電端の電圧上昇や柱上変圧器の更新など、太陽光発電の導入が低電圧配電網のレベルで進んでいる日本は他国と比べて電圧も低く変動の影響をモロに受けますので、今後配電コストを負担していかなければならないはず。