中央防災会議:南海トラフ前兆 M8級「半割れ」で要避難
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半割れ、というのはそれ自体が南海トラフ地震の一角を構成する巨大地震ですが、ここで想定されているのは震源域としての東南海と南海のどちらか片方で地震が発生した場合ということです。過去の地震の記録では連動型として一度に地震が発生する場合もありますが、1854年の地震のときには東海地震が発生して32時間後に南海地震が発生したという例がありました。しかし昭和の東南海地震と南海地震の間には2年ものタイムラグがあり、防災対応期間が1週間というのはかなり短い印象を受けます。また、これら巨大地震が発生したときには東日本大震災のときのように、本州内陸部など各地で誘発される地震が発生すると見込まれます。半割れの時には、もう片方もいずれ必ず割れますから、たとえ年単位で間隔が開こうとも関係ないような気持ちを持って対応する必要があります。
難しいのは一部割れのときです。東日本大震災でも、2日前にM7クラスの前兆らしき地震がありましたが、このような地震をきちんと前兆として考えることが出来る場合はほとんどないのではないかと思います。防災対応期間が1週間というのも、先ほどと同じく短い印象を持ちますし、避難の呼びかけがないというのも結果的に骨抜きな印象です。これでは多くの人はたとえ危ないことを認識していても避難しない可能性が高いです。高齢者の避難を促すならこのタイミングだと思うのですが、どうしてこうなったのかと思うようなものです。ただし、南海トラフ地震は間隔が100〜150年とある程度わかっている地震です。怪しい時期にさしかかったら、きちんと用心するという意味での心構えが避難云々の前に重要となってきます。液状化現象にも気をつけましょう。
阪神淡路大震災の前日に出張で、神戸の
六麓荘辺りを歩いた時にアスファルトの道が
柔らかく吸い込まれる事がありました。
その時は不思議だなぁと思いましたが、
東京に戻った翌日のテレビから受けた
衝撃と悲しみはトラウマの様になっています。
大震災は必ず前兆はあります。