RIZAPの決算を分析してみた
会計士の気まぐれ日記
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注目のコメント
この記事を書いた者です。
記事中にもありますが、一番怖いのは「買った赤字企業から出てくる損失を新たな負ののれん発生益で埋め合わせる」ということが常態化してるのがバレて、資金調達できなくなること。一旦M&Aはやめて赤字企業の再編に注力すべきという松本さんの主張は正しく、それこそがRIZAPの成長のためにキーとなると思っていました。
なので、そんな松本さんがCOOを辞退してしまった、しかも辞めた理由が既存事業への集中という主張が呑まれなかったためとなると、先述の負のスパイラルに陥ってしまう可能性が高いのではないかと思います。
もしかしたら、このスキームを主導している人が経営陣の中にいて、瀬戸さんは本当にそれがいいことなのかよく分からないまま従っていることも考えられます(あくまで想像ですが)。
瀬戸さん率いるRIZAPには、既存事業の再建に一旦注力して、ちゃんとCFが生まれるようになってからまた買収等で事業拡大していってもらいたいと思っています。
-追記-
新規のM&Aは原則凍結したとのことですね。かなり苦しい時期だとは思いますが、ここからどう乗り越えてくるのか楽しみです。P/Lで見がちな財務分析を金の流れであるC/Fと合わせて丁寧に書かれています。RIZAPはこの比較にはとても良い企業。松本さんがRIZAPに入られたとき、この課題に道筋を示す可能性があったのですが
企業にとって一番怖いのは資金が詰まる突然死。攻めと守りのバランスは難しい。だからこそSBにしろカリスマ経営者の後ろには強い金庫番がきちんといる。そうなるのかなと見ていたんですけどね