韓国で日本の高級マスカット“無断栽培”…なぜ合法?「日本ブランド」を守れ! - FNN.jpプライムオンライン
コメント
注目のコメント
持ち出し経緯が気になります。知り合いの葡萄農家に聞くと、少なくとも葡萄の苗木販売はかなり厳格にコントロールされていて、物によってはJA経由で生産組合所属者でなければ買えない(よく負の側面ばかりが取り上げられますが、JAが中間に入って管理することでライセンスコントロールができる良さもあるんです)ということもあります。
そういう意味で"苗木の"輸出は想定していなかったわけで、なぜ外に出たのか?という国(行政だけでなく農業者にも)としてのマネジメントの方が課題です。
また、外に出てしまった場合に勝手に増やされたりができないよう、種苗法の改正を行いUPOV条約とあわせて日本の品種を守る訳なんですが、種苗法は訳のわからない非難を浴びていて、あろうことか農水大臣まで勤めた人がこれらの利点を一切無視して非難をしています(こんなのが農水大臣勤めてたかと思うと本当に民主党政権は異常です)。
ということでもう少し記事には背景を詳しく書いてもらいませんと、農研機構なにやってんだ!みたいにこの問題を履き違えます。シャインマスカットは、中国でも栽培が拡大しているというのをNHKのニュースで見ました。
このニュースでは、日本の種苗会社からの直接購入は困難なので、大体は日本にいる人を通じて苗を購入したのではないか、あるいは、中国の生産者が日本のブドウ農園を訪れ無断で苗を持ち帰るケースがあった、と報じています。
ブランド果実 海外流出問題(NHKおはよう日本)
https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2018/09/0904.html
こうした流出問題とは逆に、長野県がリンゴのシナノゴールドをイタリアの生産組合にライセンス契約している事例もあります。
こうした戦略的な取り組みが必要ですね。
「シナノゴールド」欧州進出 世界ブランドへ第一歩 イタリアの大規模栽培で契約締結
https://www.sankei.com/region/news/160325/rgn1603250018-n1.html
欧州における品種シナノゴールド及び商標に関するライセンス契約 - 長野県
https://www.pref.nagano.lg.jp/hisho/kensei/soshiki/soshiki/bukaigi/documents/20160325siryo10.pdf