メルカリ、この四半期も25億円の赤字。海外事業が影響
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注目のコメント
専門領域としてコメント依頼があったので書きますが
毎四半期これを論じる事に意味はないと思いますし、投資家はペイシェントに同社の海外投資による赤字を許容する事が同社への投資条件であると言って過言でないでしょう。
そう明言して上場したわけですし、そもそも会社のミッション自体にでかでかと「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」と書いてあるわけで。戦略ですらない、ミッションゆえ、いくら赤字を出そうがやり続けるに決まっている。
では議論すべきは何かといえば財務健全性、つまりあとどれくらいこの挑戦をし続けられるか。
現預金が1千億円、流動負債が400億円強、差し引き500億円強がざっくり軍資金。つまり今の損失水準で単純計算して5年分です。
長期負債も200億円も無いので借り入れ余力もまだある、セカンダリ市場調達も十分ありうることを考えれば、この挑戦を当面続けるに足る財務的な余裕は十分にあると評価すべきでしょう。上場に向けて過度に焦る起業家の気持ちを落ち着かせるには、コーポレートガバナンス論についてくどくどと講釈を垂れるよりも、投資が先行する成長途上の上場企業の株主総会や、株式掲示板での個人投資家のやりとりを見せる方が、よほど効果的だと思います。
赤字出すって明言してるので四半期ごとの赤字を論っても意味がない。売上もMAUもGMVもしっかり成長してし、キャッシュも1000億円もあるので問題なし。北米制覇は日本のスタートアップの悲願。長い目で応援しましょう。