2018年アメリカ中間選挙 4つの法則と今回の注目点
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(更新)いよいよ、きょう投票。日本時間ではあす開票です。全米各地で連日行われた世論調査をまとめたサイトとしては、RealClearPoliticsが見やすいので、これを手元にCNNなどで開票を見守るのがいつものパターンです。
共和党が最後にどれだけ追い上げたかは、各世論調査からははっきり読み取れません(追記 むしろ下院ではやや失速の気配も)。が、9月に比べれば、カバノー判事承認を境に共和党支持層が固まり、かなり追い上げたと言えそうです。世論調査はどんな精度が高いものでもプラマイ数ポイントの誤差がありますから、決め打ちは禁物です。
RealClearPoliticsの情勢判断(6日1時50分更新)
【上院】
共和党 安定+非改選46 優勢2 やや先行2=計50
互角7
民主党 安定+非改選37 優勢1 やや先行5=計43
https://www.realclearpolitics.com/epolls/2018/senate/2018_elections_senate_map.html
【下院】(race changesと書かれたグラフをご参照ください。共和党が失速しているようにも見えます)
民主党 安定173 優勢15 やや先行14=計202
接戦39
共和党 安定149 優勢20 やや先行25=計194
https://www.realclearpolitics.com/epolls/2018/house/2018_elections_house_map.html上下両院の中間選挙では下院は民主党が優勢だと言う事だが、ここにきてトランプの共和党が盛り返している。更に民主党が勝てばトランプ大統領の政策が大きく変わらざるをえないと見られているが僕はそうは思わない。今、アメリカの最大の問題は中国との覇権争いで、その点では議会も民主党もトランプ大統領に同調しているからだ。気になるのは米中覇権争いがどこまでエスカレートするかだ。
アメリカは大統領選挙が盛り上がっている(ようにみえる)せいで、政治への関心が高そうにもみえますが、前嶋先生がポイント2番目にご指摘される通り、議会選挙は本当に投票率が低い。というか大統領選挙ですら日本の国政選挙レベル。
連邦制だからと思っても、州の選挙もおなじくらい絶望的に低い。
だからこそ、中央線付近の無党派層を囲うより、一定のキーワードやアジェンダを設定して積極的に動いてくれる人たちをどれだけ囲えるかというのが勝敗を作ってしまうことも多々あります。
そういう時は大統領選挙の時以上に、テイラースイフトが行ったような局地的なムーブメントが大きな力を持つこともあるんですよね。