羽田新ルート、日本が管制…五輪へ増便可能に
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羽田空港に都心方向から進入する経路を設定することで、滑走路の運用を効率化し、発着枠を少しでも増やそうという動きがあります(http://www.mlit.go.jp/koku/haneda/international/new.html)が、この前提となるのが横田空域を一部横切る部分が問題なく羽田の進入管制区として一体で取り扱えることです。経路と横田空域の位置関係については以下の記事が参考になります。 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201712/CK2017121002000147.html
都心上空からの進入は騒音への配慮から南風のときの15〜19時までしか運用しないこととしていましたので、そういった運用面でどうにかねじ込んだものと考えられます。
横田空域について、簡単ですがQA集を作ってみましたので以下ご笑覧ください。
1.横田空域は民間機が一切立ち入れない空域なの?
ちがいます。調布や埼玉のホンダエアポートに離着陸する自家用機等の小型機や、入間など自衛隊の基地に離着陸する自衛隊機はなんの不自由もなく飛行することができます。羽田や成田の民間機については飛行できるような経路自体がそもそも横田空域を使わないように配慮されて設定されているため、航空路を大きく外れて飛行しない限り横田空域に入ることはありません。
2.横田基地から遠く外れているのに、なぜこんなに広い空域を持っているの?
戦後間もない1952年(ちなみに日本航空が当時のノースウェスト航空による運航委託で営業を始めたのが1951年)、航空交通管制能力が皆無に等しい日本側に代わり、一時的に米国が管制を実施すると合意したところに始まります。米国は、日本の主権およびその行使を完全に認める立場ですが、一方で返還については日米間で意見の一致を見たときとしており、このために横田空域は(一部返還はされつつも)まだ首都圏の広範囲に残っています。
3.日本の他の米軍基地周辺での事情はどうなっているの?
2010年に、やはり暫定的な位置付けであった嘉手納ラプコンが返還されています。他には岩国ラプコンがありますが、首都圏ほど大きな空域ではないために民間機の飛行にほとんど制約はありません。また三沢については1971年に航空自衛隊に管制が移管されています。単なる管制空域の話題にみえるけれど、羽田発着の国際線枠が増えることは、日本にとって大きなインパクトがあること。グローバルな人やモノの移動はこれから、ますます増えるはずなのに、羽田は枠がめいっぱいだったから。
一方で、都市上空を通る新ルートについては、騒音の影響を受ける人たちが出てくる懸念もあるので、実際どの程度影響が出るのかを含めて、きちんとした説明や対処が必要だろう。騒音の低減技術を根本的に見直す事と
安全性の更なる向上により、
常時都内上空を飛べる様にチャレンジ
すべきと思う。
はっきり言って、ドローン検討するより
余程意味があると思う。
流行りに乗るのが技術ではない。
皆がやらない事を追求すべき。