one mediaのミッションを語るときに、子宮頚がんワクチンの例を出されていて、「うわ、この人味方だ!」と強烈に感じました。メデイアの未来を語るときに、もっと言いたいことあるはずなのに、このチョイス。
冒頭の、描きたいゴールに向けて演出やアイデアが収斂、というのは、一読したわけでは実はよく分からなかったですが、文中にでてきた、IPT(Information Per Time)、という補助線でよく分かりました。 そうか、画面と時間が限られているなかで、どれだけ効果的に、効率的にメッセージを詰め込められるか(おそらく理想的には詰め込んでいる感は出さずに)、の話をされているんですね。
Emma Stoneが好きなので、彼女が出ている73 Questionsは繰り返し見てしまった。オススメです。あと「Carpool Karaoke」ですが、Appleの番組というより、CBSで放送している「The Late Late Show with James Corden」という深夜番組の人気コーナーであって、そのフォーマットをAppleが買ったものです。Jimmy FallonやJimmy Kimmelなどがホストの深夜番組も同じですが、短いコーナーを繋いだ構成になっており、コーナーごとに抜き出して、それをYouTubeやFacebookに出しているので見やすいし、オンラインでの視聴にも馴染んでいます。視聴者のメディアに対する集中力は落ちているので、コーナーを段積みした、子供番組のような構成が増えていますね。なんにしてもメディア業界は面白いですよ。
最近コンテンツについて考えることが多く、特にどうやったら没入をしてもらえるかを考えているのだが、本当にその通りだと思う。先日のゆうこすさんの記事でもあったジェットカットもそのため。
リアルの場は、その場にいて雰囲気なども含めた情報量が多い(あとは物理的に離脱しにくい)。だから「あー」といった言葉は動画で見るほど気にならない。
一方で動画は情報量が画面+音声に限られるし、離脱は好きなだけできる。だからこそ、目的に向かってテンポよくIPTあげられるかがキーなのだろう。
https://newspicks.com/news/3416207
にしてもこの洞察すごいな。。めちゃくちゃ重要だ。。。
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めちゃくちゃ重要なことを言おう。
ポストYouTube以降、成功している映像や動画コンテンツには共通点がある。それは、描きたいゴールに向けて演出やアイデアが、レーザービームを束ねるように収斂していることにある。
本当に話に説得力あるし、現実的で大好きです。
『再生数を稼ぐだけなら、同じくIPT高めの早回し料理動画(フードポルノ)やお色気動画(いわゆるポルノ)でも事足りる。』
この辺の言語センスも好き。
冒頭の、描きたいゴールに向けて演出やアイデアが収斂、というのは、一読したわけでは実はよく分からなかったですが、文中にでてきた、IPT(Information Per Time)、という補助線でよく分かりました。
そうか、画面と時間が限られているなかで、どれだけ効果的に、効率的にメッセージを詰め込められるか(おそらく理想的には詰め込んでいる感は出さずに)、の話をされているんですね。
本、ポチっとしました。
情報の濃度を高めるためには、
①共感性
②ライブ性
③世界観
の3つの要素を追求する。
そして、この問いに向き合うこと↓
"結局、大事なのは最初から世界を見据えて作っているかどうかなんじゃないか?"
知らせるべき相手により届きやすい方法を考えてつくり上げるというONE MEDIAの思想は素晴らしいですし、支持したい。
一方で受け取る側の努力みたいなものももっと求められても良いのではないのかと思うのです。
近頃は「オレにもっと解るように説明しろ」という態度の人が多い気がします。
日本では彩度が高くて見栄えのする写真がここ数年主流に居続けていますが、そういった解りやすい写真が蔓延した結果どうなったかというと、鑑賞者は考えることを止めてしまったのです。写真の中の深いところ、あるいは枠の外にある何かを想像することをせず、目の前にある光景だけを評価して、「スゴイ」とか「キレイ」という貧素な語彙だけが残り、写真は消費財のようになってしまいました。
解りやすさの大切さと同時に、受け手を甘やかすことになるのはいかがなものかとも思うのです。
『動画2.0』は愛にあふれたいい本だった!
中身も、装幀も。