業績
フルサービスキャリアである全日本空輸を中心とする持株会社。傘下にLCCのピーチを有する。マルチブランド最適化および貨物事業の拡大によるエアライン事業の利益最大化などに注力。
時価総額
1.53 兆円
業績
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今回はお酒が残っていることがわかった時点で乗務できない旨を会社に申し出ており、自己管理の問題はあるものの、少なくとも国の基準を犯したり、実際に乗務したりしてはいません。したがってパイロットに対しては社内処分はあるものの行政罰はないものと考えられます。
しかし昨今のお酒に対する風潮を鑑みるに、再発防止策を求められるのは必至です。全日空はなぜかお酒に関するトラブルが多く、そのためパイロットに対してもすでに国内他社と比較して厳密な機器によるアルコール検査を実施しています。検査をするだけでなく、その記録をとっておく等の厳しい管理が求められるようになるかもしれません。
ちなみに二日酔いで勤務できないのは客室乗務員も運航管理者も同じです。運航管理者には何時間前、というような規制はありませんが、早番前は寝坊が怖いので酒は飲まないようにしています。遅番前であればゆっくりお酒をいただきますが、さすがに午前様にはならないようにしています。結局、12時間くらいは間隔を取っていますね。
ところで、スタンバイの乗務員については空港スタンバイと自宅スタンバイの2種類があります。たいていは空港スタンバイから使われますが、今回石垣となると石垣空港には空港スタンバイはまずいないであろうほか、おそらく那覇にも空港スタンバイはいません。羽田の空港スタンバイを使ったか、那覇に自宅スタンバイがいればそれを使ったものと考えられます。スタンバイは通常ほとんど出番はありませんが、当日朝になってからの体調不良(特に耳抜きが出来ない等)や交通機関のトラブル(事故渋滞や電車のトラブルなど)でたまにですが起用されます。
例えば、下記のCAさんのブログでは、所属する会社では12時間前からは飲酒NGだったとのこと。また、下のANAの書類をみてもANAも12時間前からは飲酒禁止となっていたように読み取れます。
安全運航のために守るべきCAの規則
https://ca-media.jp/business/report1120
リスクマネジメント
https://www.ana.co.jp/ana-info/ana/csr/report/pdf2008/CSR2008_P15-16.pdf
【追記】スタンバイ・パイロットの最適配置とパイロットのスケジューリング最適化って面白そうですね.記事と関係ないけど.