私たちはマーケティングのプロ集団「P&Gマフィア」と、どう対峙すべきか
コメント
注目のコメント
専門領域でしょ、コメントしてねってことですのでがんばってコメント!
身も蓋も無い言い方すれば、マーケティングって、まずは才能。ふわふわしたものも扱う分野ですからね。でもふわふわじゃないこともたくさんあるのに、ふわふわメインにすると無手勝流で勝敗が一定しない。個人技にもなる。そこで才能のある人がブランド戦略から始まる科学的なスキルを教育されつつ実戦して、ふわふわとセオリーの塩梅つかむ、しかもそれを組織で掴むのが大事。
それをしてきた強みがP&G出身者にはある。教育は本当に有名。しかも、マーケティング主導で動く会社だから、たとえマーケティング部門に居なくたって、本来マーケティングとは何で、マーケティング・マネージメントのなんたるか(ここ誤解してる人多いと思うんだけど)はわかる会社なんだと実感することも多い。素晴らしい人がたくさんいますよ。それは徳力さんの言うとおりだと思う。
でも、普通に外資のマーケティング部門できちんと働けているって大概みんなそういう人。正直もっと凄い人もたくさんいる。日本企業で働けるかは別の問題ですが。
P&Gは大きかったから人数多かったし、日本では大リストラがあって大量放出されたこともあり、(日本からの機能移転にともなって当時知人たちはシンガポールにリロケした。)P&Gの人が日本企業やそこに近い価値観の会社にたくさん転職してそこで成功した人が目立っているのだと思う。
多くのマーケターは外資系企業の中でキャリア形成を十分できていて日本企業には出てこないで済んでいる。(もちろんそこにも元P&Gさんもいます)
私も歌とマーケティングと二つの仕事をもっともよく全うする手段として、この仕事を始めて、どれだけ意義があることかもわかって、今とても満足してるけれど、もし、自己のマーケターとしてだけの成長スピードや生活にこだわるなら、違う選択をする。
なお、P&Gは、愛と尊敬とちょっとした揶揄を込めてオールド・スクールと良く言われる。パッケージの商品売ってる企業だしね。でも彼らはマーケティングの基礎しっかり抑えているからこそそう言われるのだ。応用は基礎があれば出来る。今の日本はマーケティング黎明期。スクール出身のマフィアな先生たちが、それぞれの場所で若い人と共に働くことで、GAFAな時代の素晴らしいマーケターが育って行くと素敵だなぁ!専門領域だからコメントして、と言われたので昼休み使ってコメントしますw
ある企業の出身者で活躍してる人を総称して、〜マフィアと呼ぶのは、McKinseyマフィアに始まり、GEマフィア、Microsoftマフィア、Googleマフィアなど、色々ありますね。米国ではMcKinseyマフィア、Googleマフィアはかなり幅を効かせているようです。
〜マフィアには、それぞれの企業で教育を受け、マネジメント手法を熟知してるということもありますが、そもそもそれらの企業で採用時にスクリーニング受けて採用されているわけですから、当人の個人的資質もある程度保証されているという意味合いもあります。
そして、そうした意味合いがハロー効果としてブランド力になり、それが上手く機能した結果、他の企業でも実績を挙げるとさらにブランド力を高めるのです。日本だと、リクルートとかもそうですね。
とは言え、もちろん、〜マフィアも玉石混淆にだったり、実績の有無も運にも左右されるのは世の常で、そこは〜マフィアに当人も、そして採用側も冷静に捉える必要があろうかと思います。まあ学歴と同じようなものくらいで見た方が良いかと思います。強く自戒も込めて。「対峙」されちゃうんだ。怖いなあ笑。
正直、既に20年も前にP&G辞めてる自分が「P&Gマフィア」を言われるのには結構な違和感あるのと、何よりP&G出身者が活躍してるのはマーケティング分野だけでなく、営業やファイナンスやITや人事など幅広いので、マーケティングだけが取り上げられるのも違和感あるんですよね。
まあ共通点を上げるとすれば、文中で伊東さんも言われている通り、「負けず嫌い」「天邪鬼(あまのじゃく)」「好奇心」なんでしょうねえ。何しろ、20年以上も前に、知名度も無い給与も安いP&Gに、わざわざ就職してるので笑。