VRで断頭台に……刃が落とされた瞬間ユーザーに起きた“異変”
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このVRとはちょっと違うのですが、東大の脇坂先生らは代替現実という研究をされていて、「え?え?え?」となります。
【マトグロッソTV】#031 にっぽんスゴッ研究所 理化学研究所 脳科学総合研究センター 藤井直敬 脇坂崇平
https://www.youtube.com/watch?v=TRdsskWTe6k
牧野先生が指摘されている「思い込み」を利用したVRで、一つ有名な例をご紹介します。はたから見れば「大根をなでて何をにやにやしてるんだ」となってしまうシステム。
妄想と現実を代替するシステムSR×SI
http://etsuko-ichihara.com/2017/04/04/%E5%A6%84%E6%83%B3%E3%81%A8%E7%8F%BE%E5%AE%9F%E3%82%92%E4%BB%A3%E6%9B%BF%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0srxsi/これは強烈な体験ですね。
ここで書かれているように、身体感覚は思い込みで生起する部分も大きいです。箱の中身を触覚だけで当てるゲームとか、見えないことで想像が働いて、ほんのちょっとした刺激が気持ち悪いものに感じられたりするわけで。
緊張感なんかも、まだ起こっていないイベントを勝手にイメージして、身体に反応が出てしまう事例ですよね。VR環境下で映像をリアルに見せられたら、それはこういうリアクションが起きてしまってもやむなしかと。20年前くらいに何も見えない暗闇でヘッドホンをして首を絞め殺されるというストーリーのホラーアミューズメントを体験しましたが、確かに精神的なショックがすごく大きくて数日間は思い出しては苛まれるような状態でした。笑
人には他人が痛みを受けている様子を見てそれに共感するという「共感疼痛」があります。同族間での争いを避けることをコンセプトとしたものだと思われますが、そういった生物的な反応をハックすることのインパクトは「ちょっと騙す」みたいな話とは次元が違ってきそうです。
医療などと同様にVRでも臨床試験のようなアプローチが必要な領域が出てくるかもしれませんね…。