【直撃】なぜ、アートとサイエンスの両方が重要なのか
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公式取材で自社のCEOについて質問して、悪口を言う社員はまずいないでしょうが、とはいえ、ここまで熱量を持って自社のCEOの凄さを語る人もあまりいません。
その熱く語り出した様子には正直感じ入るものがありました。
CEOのナラヤン氏の取材は今回、タイミングが急遽ずれてしまいかないませんでしたが、絶対に話を聞いてみたいテック企業のトップの一人です。
アートとサイエンスの融合、これをどこまで見据えて、ビジネスモデルに手を打っていたのか、興味はますます深まります。「人々は製品を買うのではなく、体験を買う」
本当にその通りだと思う。そして
“世界を見れば、一対一の対面で体験を提供することが日本ほど優れた国はあまりありませんが、デジタル体験でいえば、日本より優れている国はあります。”
これもその通りというか、柔らかく言ってくれてるけど、デジタル体験ではすでに日本は世界の後進国だ。
今からイチから作ろうとするのではなく、それこそAdobeやその他のいくつかのグローバル企業が既に作ってくれている仕組みにうまく乗っていくのが大事。真摯にもうあるものは学び受け入れることだと思っている。
クリエイティビティは別のところで発揮すればいい。今から二次方程式の解の公式を作ろうとする必要はないのだ。顧客は体験を買う。体験とは感動、驚き、喜びなどに置き換えることができます。Adobeはそれをアート&サイエンスで提供しています。
サイエンスでは、データの活用が核。現在は、バッチ処理のCRMやERPではなく、リアルタイムのアドバイスやリコメンド、誘導が求められています。そのベースにあるのがデータの活用、つまりサイエンスというわけです。
リアルタイムを0.1秒の反応という表現をしていますが、自動運転車の画像認識などでは0.0001秒であったりします。画像認識はAdobeの得意とする分野かもしれません。
その精度を上げるためには、オープン化が欠かせない。オープン化すればデータがたまる。他者との協業でスピードを上げる、という戦略ですね。進化し続けるAdobeの姿を垣間見ました。